ご無沙汰しています。5月は wunderschoen というわけには参りませんで、
多くの皆さまにご心配をかけてきました。
ただこの間にも筑摩書房と精興社の方々は獅子奮迅のお仕事を進めてくださり、そのおかげで、順調に『民のモラル』の改訂版が出ます。6月10日発売、本体1300円です。
→ 筑摩書房のページ・著者近影も
→ こちらでは山川版とちくま版、それぞれのカバーデザインをご覧に入れます。
山川のカバー写真(1993)では、なぜか赤色が強調されたうえ全体に黒っぽくなっていました。まるで夕焼けの街頭みたいに。
ちくまのカバーおよび口絵(2014)では、青色の要素もしっかり表現され、白昼、青空の下の光景であることが歴然。
せっかくこの機会をいただいたので、今となっては中途半端な終章「新しい文化史」は削除し、副題を「ホーガースと18世紀イギリス」と改めて、焦点も議論も明快な本としました。本文も巻末の史料・文献解題もミニマムながら補正して、2014年の刊行物として意味あるものとしました。なおまた編集担当者の熱意のおかげで地図など図版を追加することができ、18世紀なかば、Rocqueのロンドンを、シティのニューゲイト監獄・市門から、ホーバンを西に、聖ジャイルズ教会を経由して、オクスフォード街、そしてハイドパーク入口のタイバン処刑場までたどって歩けるようにしました。じつは今日でも基本的に(微調整すれば)この260年前の地図で歩くことができるんです! 見開きの地図が、右から左へと、次々に連続します。
本とは一人では出せないものと承知はしていましたが、今回もつくづく、その認識をあらたにしました。
あとがきに名を挙げた方々に、感謝。
Features
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2014年5月30日金曜日
2014年5月15日木曜日
Im wunderschönen Monat Mai. . . .
過労にて、体調不良、公私ともみなさまにご迷惑とご心配をかけました。
本日から戦線復帰しました(実はすでに昨日から、都内の匿名委員会に出席、その後、老母の所に参りました。二日遅れの母の日でした)。
今日はさっそくに学内の一会議で年間計画決定。
また図書館にて ECCO 導入のための話し合いが実現しました。
こちらは案ずるより産むが安し、といった感触。2007年の Cengage のインタヴューのプリントなどが出回っています。
ところで、
Im wunderschönen Monat Mai,
Als alle Knospen sprangen. . . .
と5月の美しさは年齢に関係なく(あるいは加齢とともに)十分に感じ取っているつもりですが、悲しいかな、「想いや憧れ」をだれかに告白するといった気持にはなりませんね。
もうすこし普遍的に表現し形にしたい、という気持は強く、はっきりしています。身体と頭脳の衰えを意識すればこそ、よけいに。
ぼくの先生方が60代だったころのことをしばし想起します。
自分が成熟したのか、枯れたのか、よく分かりませんが、これはたしかに何十年も前とは違う感覚です。
本日から戦線復帰しました(実はすでに昨日から、都内の匿名委員会に出席、その後、老母の所に参りました。二日遅れの母の日でした)。
今日はさっそくに学内の一会議で年間計画決定。
また図書館にて ECCO 導入のための話し合いが実現しました。
こちらは案ずるより産むが安し、といった感触。2007年の Cengage のインタヴューのプリントなどが出回っています。
ところで、
Im wunderschönen Monat Mai,
Als alle Knospen sprangen. . . .
と5月の美しさは年齢に関係なく(あるいは加齢とともに)十分に感じ取っているつもりですが、悲しいかな、「想いや憧れ」をだれかに告白するといった気持にはなりませんね。
もうすこし普遍的に表現し形にしたい、という気持は強く、はっきりしています。身体と頭脳の衰えを意識すればこそ、よけいに。
ぼくの先生方が60代だったころのことをしばし想起します。
自分が成熟したのか、枯れたのか、よく分かりませんが、これはたしかに何十年も前とは違う感覚です。
2014年5月2日金曜日
美しき五月に
花と新緑の季節ですね。爽快にゆきたいところですが、いろいろなことが滞っていて、緑風に身を任せるとはゆかず、困っています。ただ旧柴田蔵書のことで茗荷谷のお茶の水女子大に訪れて、キャンパス内外の花の美しさには心おちつきますが。
『立正大学大学院紀要・文学研究科』30号は、無事4月に刊行されました。「註釈『イギリス史10講』(上)- または柴田史学との対話 -」が掲載されています(pp.71-87)。ただし、その抜刷は想定部数をこえて必要となり、しかたない、きれいに複写をとってホッチキスで留めたコピーを制作することとしました。
そうこうしているうちに、出版社から「近影を」などと請われて、こんなのもあったなと想い出して、いくつかのウェブページ(まだ消えていない)を再訪してみました。
http://cengage.jp/ecco/2007/07/post-2.html
【この ECCO を立正大学ではトライアル利用中です】
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/personage/2232.html
【このQ & Aで「いま書いている本」とは『イギリス史10講』のことでした】
http://letters.ris.ac.jp/department/history/professor.html
【こちらは、立正大学史学科の同僚たちのプロフィールとともに】
『立正大学大学院紀要・文学研究科』30号は、無事4月に刊行されました。「註釈『イギリス史10講』(上)- または柴田史学との対話 -」が掲載されています(pp.71-87)。ただし、その抜刷は想定部数をこえて必要となり、しかたない、きれいに複写をとってホッチキスで留めたコピーを制作することとしました。
そうこうしているうちに、出版社から「近影を」などと請われて、こんなのもあったなと想い出して、いくつかのウェブページ(まだ消えていない)を再訪してみました。
http://cengage.jp/ecco/2007/07/post-2.html
【この ECCO を立正大学ではトライアル利用中です】
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/personage/2232.html
【このQ & Aで「いま書いている本」とは『イギリス史10講』のことでした】
http://letters.ris.ac.jp/department/history/professor.html
【こちらは、立正大学史学科の同僚たちのプロフィールとともに】