近藤和彦のブログ
近藤和彦 の懇談コーナーです。 写真は Old Schools, Cambridge の賢人たち。ちょうど対面する Trinity Hall の3階の部屋から撮りました。
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イギリス政治
『イギリス史研究入門』 第4刷
ジャコバン研究史から見えてくるもの
礫岩国家と普遍君主
『みすず』645号 読書アンケート
Anglo-Japanese Conference of Historians
ケインブリッジ 空撮
18世紀なかばのロンドン略図
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2022年9月18日日曜日
エリザベス女王からチャールズ王へ
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今夕配信の『 朝日新聞 』オンライン版 ↓ https://digital.asahi.com/articles/ASQ9J6581Q9HUCVL044.html で拙稿が公開されました。印刷版では、女王の葬儀(文字どおりの国葬です)の19日(月)朝刊に載るはずのもの...
2022年9月9日金曜日
The Queen is dead
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6日のバルモラル宮での首相認証式にはにこやかに臨んでいた Her Majesty the Queen でしたが、日本時間で今朝未明(8日午後 BST)に亡くなったということです。1926年の生まれで、96歳。心底、お疲れさまでした。 ヨーロッパの君主として例のとおり、間髪を入れ...
2021年11月10日水曜日
海域史・華人史研究からみたFO 17 と『英国史10講』
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§ 今日(10日)午後に、Gale(Cengage)の催したウェビナーで、 村上衛 さんのお話を視聴しました。 https://www.gale.com/jp/webinar イギリス外務省文書 FO 17 , Foreign Office: General Cor...
2021年6月16日水曜日
デジタル史料とパブリック・ヒストリー
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デジタル史料とパブリック・ヒストリー 1641年アイルランド反乱被害者による証言録取書(1641 Depositions) 歴史学研究会の総合部会・例会として催されます。 → http://rekiken.jp/seminars/Sougou.html 日時: 2021年...
2020年6月26日金曜日
川勝 の 勝!
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川勝平太 といえば、オクスフォードでもマンチェスタでも聞こえた男でした。ぼくより1歳若いが、小松芳喬先生と日本の社会経済史学会で鍛えられてアジア史をふまえ、イギリスでは Peter Mathias先生(そして Douglas Farnie先生)の薫陶のお蔭で、良い仕事をまとめ...
2020年2月11日火曜日
川島昭夫さん(1950-2020)
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川島さんが2月2日に亡くなったと、先ほど知らされました。69歳。 1950年生まれ、あるいは1969年の京都大学入学者には人も知る逸材が多くて、(西洋史にかぎらず)あの人も、この人も、という情況でした、今でもそうです。ぼくが川島さんを意識したのは(誰から聞いたのでしたか)...
1 件のコメント:
2020年1月18日土曜日
生と死
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いただく寒中見舞いではじめて知己の死を知ることも少なくありません。厳粛な気持になります。 まだお元気であっても「"生涯の残余"を通過中」というある方は、ぼくより13歳年長でしょうか、「死に逝く者にも矜恃があるとして、それはいつまで保てるものか」「もう少...
2019年10月8日火曜日
編集力の問題
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10月7日、『日経』文化欄にて、「誤記や捏造、揺らぐ出版」と題する、久しぶりに郷原記者の署名記事を読みました。 ・池内紀『ヒトラーの時代』 (中公新書、2019) についてあまりに誤記、間違いが多い、という指摘に、研究者・小野寺さんのコメントが引用されています。じつは、こ...
2019年9月27日金曜日
主権は議会にあり、それを制限する内閣の決定は違法にして無効
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9月5日、13日にも書きましたとおり、迷走し、自由民主主義および社会民主主義の祖国というイメージを裏切りつづけるイギリスですが、現地24日の 最高裁の判決 (11名の判事全員一致)は、久方ぶりの快哉でした。 この判決文は、全文24ぺージのPDFとして容易にダウンロードできま...
2019年9月17日火曜日
後ろを見つめながら未来へ
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暑さをなんとか凌いだところで、ちょっと振り返りますが、 ・5月19日(静岡大学)の 西洋史学会大会・小シンポジウム は、ぼくにとっては3月18日のブダペシュトのつづきで、フランス革命におけるジャコバン独裁の研究、他国のジャコバン現象の研究、共和政と民主主義の歴史といったこと...
2019年9月13日金曜日
Contingency は「偶然」ではない
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「取り扱い注意!」の行政文書のつづきです。 歴史家としては、ここで contingency というキーワードが使われていることにも注目します。これまで修正派(revisionist)がよく使う語として(必然史観の反対の)「偶然性」といった訳語とともに紹介されてきましたが、...
2019年5月20日月曜日
ジャコバン シンポジウム
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19日(日)午後、静岡大学においける小シンポジウム「 革命・自由・共和政を読み替える - 向う岸のジャコバン - 」は、当日直前までハラハラしていたわりには、「案ずるより産むは易し」でした。有機的に連関して、かつ発展の芽がみえるセッションになったのではないでしょうか。 ぼくも...
2019年5月11日土曜日
Brexit → Brexodus を歴史的にみる
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昨日はある集まりで「 イギリスとEU: Brexit を歴史的にみる 」というお話をしました。参列者は、みなさん情報・通信のプロ、またヨーロッパ駐在の長い方々もいらして、講師としてはやや冷や汗ものでした。こちらは例のとおり先史(氷期)の大ヨーロッパ大陸から説きおこし、『 イギ...
2019年3月6日水曜日
『大塚久雄から‥‥』
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昨5日(火)は青山学院大学における合評会 『 大塚久雄から資本主義と共同体を考える 』(日本経済評論社) → https://www.freeml.com/kantopeehs/69/latest に参りました。主催者(政治経済学・経済史学会 関東部会)からはレジュメは30...
2019年2月6日水曜日
パブリック(デジタル)ヒストリ
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セミナー案内を転載します。 3月上旬に、ジェーン・オーマイヤ氏(Prof. Jane Ohlmeyer, Trinity College Dublin)、 アン・ヒューズ氏(Prof. Ann Hughes, Keele University) のお二人が アイルランド、...
2018年3月2日金曜日
3月の研究集会
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2月はアッと言うまに逃げ去り、すでに3月です! ぼくにとって最後の大学勤めなのですが、同時に学問的にもたいへん有意義な催しが続きます。 すでにずいぶん前から準備されていましたが、この3月にイギリスからジョン・モリル(ケンブリッジ大学名誉教授)と一緒にマイケル・ブラディック(...
2017年11月11日土曜日
人生はシネマティック!
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この映画は11日公開。『日本経済新聞』夕刊の映画評でも★★★★という評点が付いていましたが、 朝日.com では、↓のような評。 http://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/Cfettp01711118378.html...
2017年10月18日水曜日
ジョン・ウォルタ夫妻
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ご無沙汰です。 9月1日夜から、老いたる母の闘病につきあって、心の余裕のない7週間目です。 「老老介護」でおたがいに疲労困憊!とはなりたくない、というときに、ケアマネージャさんが有能で助かっています。 そうした折、今月末よりケインブリッジからジョン・ウォルタ夫妻が来日して...
2017年8月22日火曜日
風のアイルランド
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アイルランド探訪のなかでも、いくつか重要な側面があり、まずは ancient Ireland とされてきたもの(invented traditionかもしれない)の最たるスポットを訪ねました。順不同です。 ¶「タラの丘」は太古の王(high kings)の居所だったと伝え...
2017年4月26日水曜日
〈歴史のフロンティア〉は今
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1993年11月から刊行の始まった山川出版社の 〈歴史のフロンティア〉 。最初だけ2冊配本で、近藤『民のモラル』と森田安一『ルターの首引き猫』が出ました。それから、松本宣郎『ガリラヤからローマへ』、喜安朗『夢と反乱のフォブール』、荻野美穂『生殖の政治学』、石井規衛『文明として...
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