近藤和彦のブログ
近藤和彦 の懇談コーナーです。 写真は Old Schools, Cambridge の賢人たち。ちょうど対面する Trinity Hall の3階の部屋から撮りました。
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イギリス政治
『イギリス史研究入門』 第4刷
ジャコバン研究史から見えてくるもの
礫岩国家と普遍君主
『みすず』645号 読書アンケート
Anglo-Japanese Conference of Historians
ケインブリッジ 空撮
18世紀なかばのロンドン略図
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2019年8月31日土曜日
書いて考える/考えて書く
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久方ぶりですね。 8月はひたすら内省と執筆の月でした。 去年の学生たちと読んだ Gordon Taylor , A Student's Writing Guide: How to plan & write successful essays (Cambri...
2019年7月24日水曜日
ジョンソン政権 !?
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ボリス・ジョンソン および選挙の顔として彼を立てる保守党議員たちは、戦後スエズ危機(1956)にいたる保守党チャーチル、イーデンに似て、ほとんど天動説に近い自己満足の世界観・歴史観にもとづいて、EUの軛(くびき)から解放されてイギリスの 主権 を回復すれば、あとはなんとかなる(...
2019年7月23日火曜日
英国の混迷
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ついにイギリス保守党は ボリス・ジョンソン を党首に選びました。 BBCによれば、勝利宣言につづいて、 He vows to "deliver Brexit, unite the country and defeat Jeremy Corbyn " とい...
2019年7月17日水曜日
折原先生とヴェーバー
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レイシストではないかと抗議する記者に向かって、例のトランプ大統領が "Silence!" と繰りかえす場面がNHKテレビでも放映されました。 "Shut up!" ほど下品ではない(!)とはいえ、公人が公共の場で使う言葉ではありません。...
2019年6月30日日曜日
'Moral economy' and E P Thompson
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よく分かっている人たちから、こんな反応をいただき、素直に喜んでいます。 'Moral economy' retried in digital archives. 自負と不安との相半ばするぺーパーだったものですから。 みなさんが EPT と呼んでいるのは、も...
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2019年6月25日火曜日
ゼラニウムとペラルゴニウム
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ベランダで気になるもう一つの花がこれで、どうも日本語のサイトでは分かりにくい。 RHS 【Royal Horticultural Society[英国園芸学会], なんとこちらのほうが Royal Historical Society より創立は早く、したがって後者は略称...
2019年6月8日土曜日
可憐な花
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ベランダが南と北にありますが、わが書斎は北向きで、夏の朝以外は日の当たらないベランダ(ポーチ)で、手入れらしいことをしなかった鉢の植物から、細い茎がまっすぐ伸びて、先にツボミを付け、開花しました、いくつも。 可憐なピンクの花房が日に日に増えて、今は花房が10も。日持ちしま...
2019年6月4日火曜日
ジャコバン・シンポジウム反芻
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5月19日 西洋史学会大会 小シンポジウム 〈向う岸のジャコバン〉 と、 26日 歴研大会 の合同部会 〈主権国家 Part 2〉 における討論は、人的にも内容的にも連続し重なるところが多いものでした。文章化するまですこし余裕があるので、メール交信にも刺激されながら、反芻し...
2019年5月25日土曜日
歴研
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5月26日(日)は 歴史学研究会大会の合同部会@立教大学 。9:30から17:30まで、全日シンポジウムです。 去年の合同部会からの続きですが、「主権国家」再考 Part 2 という設営で、 皆川 卓 さん「近世イタリア諸国の主権を脱構築する:神聖ローマ皇帝とジェノヴァ共和国...
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2019年5月20日月曜日
ジャコバン シンポジウム
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19日(日)午後、静岡大学においける小シンポジウム「 革命・自由・共和政を読み替える - 向う岸のジャコバン - 」は、当日直前までハラハラしていたわりには、「案ずるより産むは易し」でした。有機的に連関して、かつ発展の芽がみえるセッションになったのではないでしょうか。 ぼくも...
2019年5月16日木曜日
近代社会史研究会(1985-2018)
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ミネルヴァ書房より『 越境する歴史家たちへ:近代社会史研究会(1985-2018)からのオマージュ 』到着。谷川稔・川島昭夫・南直人・金澤周作の四方による編著ですが、「近社研」という京都の集いの生誕から消滅まで、[序章]谷川稔の語り、[第一部]何十人もの関係者の語り、[第二部]...
2019年5月15日水曜日
わが家にも詐欺師の魔手が
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本日、朝日生命大手町ビルの「一般社団法人 全国銀行協会 」から封書が家人あてに届きました。 [重要]という赤字の印、「宛名をご確認の上開封してください」という注意書き、そして正確な住所・宛名。「 元号の改元による銀行法改正のお知らせ 」に始まる丁寧な文章‥‥。これは真正の通知文...
2019年5月11日土曜日
Brexit → Brexodus を歴史的にみる
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昨日はある集まりで「 イギリスとEU: Brexit を歴史的にみる 」というお話をしました。参列者は、みなさん情報・通信のプロ、またヨーロッパ駐在の長い方々もいらして、講師としてはやや冷や汗ものでした。こちらは例のとおり先史(氷期)の大ヨーロッパ大陸から説きおこし、『 イギ...
2019年5月9日木曜日
Queen Elizabeth と三内丸山遺跡
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連休の最後に青森に参りました。 遅い桜花を見るためにではなく、旧友に会うためでした。諸々の話をすることができて良かった。 初日は雨模様でしたが、2日目はなにより天気にも恵まれ、ちょうど Queen Elizabeth 号が青森に初めて寄港するという特別の日だったようで、港では...
2019年4月30日火曜日
5月の予定
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日本西洋史学会大会 (5月19日@静岡大学)では 「ジャコバン研究史から見えてくるもの」 という題目で、中澤科研の議論およびブダペシュトの研究集会で学んだことを還元したいと考えています。 日曜の午後2:15~5:30の小シンポジウム「 革命・自由・共和政を読み替える-向こう岸...
2019年4月18日木曜日
寺院? 大聖堂!
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パリのノートルダムの大火災は驚くばかりで、痛ましい事件です。 ただし、CNNによれば、精緻な計測とディジタル記録が残っているとのことで、再建の望みはそれなりにあるわけですね。 → https://www.cnn.co.jp/world/35135896.html 日...
2019年4月11日木曜日
向う岸のジャコバン
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日本西洋史学会・静岡大会における小シンポジウム(きたる5月19日)ですが、 その ウェブサイト のどこを探しても、各小シンポジウムの趣旨説明と「目次」は見えますが、各報告の要旨は載っていません。昨12月末〆切で、準備委員会の定める厳密な書式設定で提出しました物はどうなっちゃっ...
2019年4月7日日曜日
SPQR
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「文明」を代表具現した(と自称した)ローマの SPQR の印は、 神聖ローマ帝国 の印でもあった。『近世ヨーロッパ』のカバー写真でも、それは当てはまります。 アルプスないし黒森に淵源をもつドナウ川が東に向かい、ハンガリーの大平原に出る直前に地峡部を縫って、流れを南に90度かえ...
2019年4月6日土曜日
境界 すなわち交流圏
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ブダペシュト、そしてブラティスラヴァを訪れたのは科研(向こう岸のジャコバン)の企画ででした。帰国して直ちに対馬に赴いたのは科研(主権概念の再構築)の一環です。 対馬については、また後日ふれるとして、Border すなわち国境( 線 )ではなく境界( 地帯 )であり、交流のあ...
2019年4月5日金曜日
ブダペシュトの市場にて
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建築学的にブダペシュトはおもしろいと言い始めたら、都市史学会の面々は黙っちゃいないでしょう。 社会史的におもしろいのは、この中央市場です。タイル張りで1897年竣工。なかは2階建て。その活況が楽しい。それから隣接の Corvinus University (経済大学)はかつて...
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