車でノーフォク州の農地のあいだを20分?ほど飛ばして、Holkham Hall へ。
・17世紀初めののコモンロー司法官にして「権利の請願」の起草者の一人 Sir Edward Coke (クック 1552~1634)の所領でしたが、
・18世紀初めに Thomas Coke, first earl of Leicester (1697~1759) が 7年間のgrand tour でイタリア美術に目ざめ、買ってきた美術品を効果的に展示するために建てたという豪邸 Holkham Hallです。
・このレスタ伯と次代の放蕩息子ゆえに破産するところ、これを防ぐべく、1776年に所領を相続して農業改良を推進した甥 Thomas William Coke of Norfolk (のちに first earl of Leicester of second creation (1754~1842))はというと、Arthur Young と ノリッジのRigby のお友だち。
こうした3者の関係は、常識でしたでしょうか?
Walpole家では破産しそうになると3代目が絵をエカチェリーナ女帝に売却して凌いだ。∴エルミタージュ宮にウォルポール収集のコレクションがめだつ。 ⇔ これにたいして、Coke家では破産の危機に対処すべく、3代目が農業改良に専心する‥‥。ブルームやグレイとともに選挙法改革にもとりくむ‥‥。
仕入れたばかりの知識を、本日リグビの坂下さんあいてに開陳してみたら、釈迦に説法でした。
ホゥカム邸のご当主レスタ伯はいささか商業的で、日曜の午後ともなれば、庭や経営ホテルはひとで一杯。外も中も写真 OK。外装は質実剛健に力強く、内装は豪華絢爛、そこらの美術館・18世紀図書館に負けない備品。
そもそもあなた、所領は約100平方キロ(約10キロ×10キロ)! 北海の海岸線まで拡がります。東京の山手線のなかより広いかも。馬か自転車を借りなきゃ、周りきれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿