朝刊で
日本学士院会員に西洋史(近世社会経済史)で深沢克己さん、ドイツ文学(ルター・聖書研究)で松浦純さんが選任されたとのこと。おめでとうございます。
(学士院のニュースぺージ)↓
http://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2018/121201.html
お二人とも、世間の(表面的な)流行とは一歩離れて、しかし学問的には大きな潮流に棹さし、意義ある研究に専念され、ご自分の世界を築き、良いお仕事を公刊なさってこられた。日本学士院のためにも明るい展開だと思います。
個人的な点では、深沢さんはとくに史学会の公益財団法人化のために、松浦さんはとくに東大の Gateway 認証(高輪Gateway ではありません!)によるデータベース利用の継続性のために尽力された、そうした成果の恩恵にぼくも浴しています。大塚久雄、丸山眞男、内田義彦、村川堅太郎、水田洋‥‥といった世代からの戦後学問の良き伝統を継承するだけでなく、その世代と違ってコンピュータ・リテラシを備えておられるので(!)、21世紀の日本の学問のために新しく寄与なさる姿を期待しています。
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