近藤和彦のブログ
近藤和彦 の懇談コーナーです。 写真は Old Schools, Cambridge の賢人たち。ちょうど対面する Trinity Hall の3階の部屋から撮りました。
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イギリス政治
『イギリス史研究入門』 第4刷
ジャコバン研究史から見えてくるもの
礫岩国家と普遍君主
『みすず』645号 読書アンケート
Anglo-Japanese Conference of Historians
ケインブリッジ 空撮
18世紀なかばのロンドン略図
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2022年5月22日日曜日
池袋のジュンク堂では
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土曜の午前は所用で池袋に行った帰りに、雨でしたが、西武百貨店の南向こうの ジュンク堂 へ、まったく久しぶりに訪れました。1階角の入口で濡れた傘の処理をして、書店に入ったとたんに、わが目を疑うというか、恥ずかしくなるような、半端ない陳列です。 ↓ 赤白の市松模様だけではつまら...
2022年5月17日火曜日
5月の実家
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15日(日)は母の四十九日で、お坊さんと一緒に納骨・分骨まで無事すませました。 その後、無人の実家に行ってみました。 同行した長男が感激(!)したほど、樹木が繁茂して、公道や隣家にはみ出しています。街灯や通行する車や人のためのミラーを覆っていた枝葉を切除し、ミニマムの応急処...
2022年4月28日木曜日
菊地信義さん 1943-2022
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本の装幀者・菊地信義さんが亡くなりました。 じつはぼくの関係した本で 山川出版社 から出たものはすべて菊地さんの装幀です。 最初の『深層のヨーロッパ』〈民族の世界史9〉(1990)からずっと、 『民のモラル』〈歴史のフロンティア〉も、高校教科書も、そして 『ヨーロッパ史...
2022年4月22日金曜日
カー『歴史とは何か 新版』 予告の3
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『歴史とは何か』の巻頭になぞのエピグラフがあったことはお気づきでしょうか。 清水訳(岩波新書)では、扉のあと、「はしがき」が始まる前のぺージに 「八分通りは作りごとなのでございましょうに、 それがどうしてこうも退屈なのか、 私は不思議に思うことがよく...
2022年4月18日月曜日
カー『歴史とは何か 新版』 予告の2
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◇ [ 訳者解説 のつづき] 本書の読者は、カーの講演の様子を想像しながらウィットのきいた冗談に笑い、皮肉にため息をつき、豊かで具体的な議論の一つ一つから自由にインスピレーションをえることができる。ただ、本書は論争の書でもあり、どのような筋書きで成り立っている書なのか、その柱...
カー『歴史とは何か 新版』(岩波書店、5月17日刊行)予告の1
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このような装丁の本です。 → 岩波書店 昨年11月末から本文(第一講~)の初校ゲラが出始め、巻末の略年譜と 補註 の初校ゲラが出たのは2月末でした。十分に時間をかけて、くりかえし朱をいれて、多色刷りの著者校を戻し、そうした作業の最後に訳者解説を書きあげたのは3月1...
2022年4月17日日曜日
見田宗介さん 1937-2022
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駒場で見田さんの授業は1度だけ出てみました。評判どおりのおもしろい/おもしろすぎる授業。世間の流行をよく知り、シャープに分析して、息もつかせない。うわ面の評論でなく、該博な学識がベースにあることは、一般学生にも十分に想像できました。1966-7年ですから、まだ cultural...
2022年4月12日火曜日
花の下にて春死なん
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花の季節。梅、桃からソメイヨシノへと移り、今は八重桜、そして小柄で可憐なハナカイドウが街路で満開を迎えています。 この数年、加齢にふさわしく体力の衰えていた老母ですが、それなりに元気にしていました。とはいえ、3月中旬からは急に悪くなり、今春ばかりは、ウグイスも桜も、言葉に...
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2022年3月10日木曜日
一代の奇傑 ホーガース
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再掲ですが: アダム・スミス文庫100年の記念事業です。↓ 東アジアへの西欧の知の伝播の研究 2022年3月11日(金)13:30-16:00 なぜか、大震災の日です! 【開催方法と申し込み】Zoom によるオンライン開催 参加希望の方は 2022年3月...
2022年2月10日木曜日
羽生結弦の悔し涙
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冬季オリンピックにおける氷上の不運を省みて、 「 どんなに努力しても報われない努力ってあるんだな 」 と。たしかに人生の一つの真実かも知れないし、とりわけ勝負の世界ではそうなのでしょう。ただ、「塞翁が馬」という格言もあります。彼のまだまだ長い人生においては、この北京こそ、...
2022年1月30日日曜日
寒中お見舞い申しあげます
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年が改まって、なかなかご挨拶が遅れました。 ぼくや家族が健康を害しているとかいうわけではありません。たしかに年相応の故障はありますが、そして Covid-19 (という名称にそのしつこさが表れています!) のニュースが毎日の憂鬱要因ですが、なんとかやっています。ただ 12...
2021年12月31日金曜日
『歴史とは何か 新版』
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2021年もあわただしく終わろうとしています。いろいろと欠礼してしまったことはご容赦ください。 学問的には充実した1年で、中澤達哉(編) 『王のいる共和政 - ジャコバン再考』 の1章も仕上げましたが、それとは別に春から、 E・H・カー『歴史とは何か 新版』 の翻訳に取り組...
2021年12月28日火曜日
夜空の大三角
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中学生・高校生のころ、冬の夕刻、帰宅時にはすでに暗くなっていましたが、夜空は広く暗く、またぼくの視力も2.0だったので、天の川も鮮やかに見えました。いくつかの星座も覚えました。 冬空の オリオン座 (4つの一等星に囲まれた真ん中の三つ星が狩人オリオンの体躯とベルト)、左...
2021年11月21日日曜日
ジャコバンと共和政(12月11日)
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このかんのパンデミックのもたらした「副反応」、明らかな革新の一つは、Zoom Meeting をはじめとする オンライン会議や授業 の普及です。こんなにも便利な会談やセミナーのツールを知ってしまうと、パンデミックが収まった後にもお払い箱どころか、利用する機会は維持されるでしょう...
2021年11月10日水曜日
海域史・華人史研究からみたFO 17 と『英国史10講』
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§ 今日(10日)午後に、Gale(Cengage)の催したウェビナーで、 村上衛 さんのお話を視聴しました。 https://www.gale.com/jp/webinar イギリス外務省文書 FO 17 , Foreign Office: General Cor...
2021年11月8日月曜日
史学会大会 11月13-14日
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『史学雑誌』9号に挟みこまれた横長の「ご案内」では 東京大学(本郷)‥‥法文2号館一番大教室 にて 公開シンポジウム「 世界主義 の諸様相 - コスモポリタニズム・アジア主義・国際主義 」 と予告されていました。13日(土)1時から勝田俊輔さんの司会・趣旨説明につづき、...
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2021年10月31日日曜日
岩波講座 世界歴史 第1巻
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『岩波講座 世界歴史』第3期が出始めました。編集委員の顔ぶれを見ても、国際交流と歴史教育に熱心に取り組んだ西川正雄さん(2008年没)の遺志が生きています。 第1巻の責任編集と 「展望」pp.3-79 は小川幸司さん。 東大西洋史には、最初から高校教員になることを心に...
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2021年10月23日土曜日
EPTウィルス感染者の集い
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昨22日(金)夜、Zoom にて Culture & Class: Rethinking E P Thompson という「公開講演会」があり、なんと2日前にその事実を知らされたばかりか、ウェビナだがコメントせよ、顔出し・声出しのパネルに加われとの連絡がありました。 こ...
2021年9月26日日曜日
政治の世界、学問の世界
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なんとも間が空きました。 身の回りで気にかかることが続いたからですが、それだけでなく、ある原稿が完成に近づいて、そちらに集中したかったから、という理由もありました( → これについては後日)。 そうしたなかで、コロナ禍第5派、8月末には菅義偉首相の延命工作とその不首尾が目立ってき...
2021年8月22日日曜日
ホーガース版画
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東大の経済学部図書館に所蔵する大河内コレクション・ホーガース版画にちなんで 『Hogarth・資本主義・民主主義:強欲と勤勉の18世紀イギリス(仮)』 という企画がしばらく前に立ちあがり、今月から連続研究会が、この時勢ですのでZoomにて公開開催されます。今年度後半にぼくも『...
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