近藤和彦のブログ
近藤和彦 の懇談コーナーです。 写真は Old Schools, Cambridge の賢人たち。ちょうど対面する Trinity Hall の3階の部屋から撮りました。
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イギリス政治
『イギリス史研究入門』 第4刷
ジャコバン研究史から見えてくるもの
礫岩国家と普遍君主
『みすず』645号 読書アンケート
Anglo-Japanese Conference of Historians
ケインブリッジ 空撮
18世紀なかばのロンドン略図
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2024年2月5日月曜日
「68年世代」の修業時代
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とくにどうということのない小文ですが、〈 わたしの問い、わたしの研究 〉というコーナーに 「 「68年世代」の修業時代 」 → https://ywl.jp/view/cIqWX という、回想をしたためました。 山川出版社のサイトで『歴史PRESS』のNo.17(12月...
2022年4月28日木曜日
菊地信義さん 1943-2022
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本の装幀者・菊地信義さんが亡くなりました。 じつはぼくの関係した本で 山川出版社 から出たものはすべて菊地さんの装幀です。 最初の『深層のヨーロッパ』〈民族の世界史9〉(1990)からずっと、 『民のモラル』〈歴史のフロンティア〉も、高校教科書も、そして 『ヨーロッパ史...
2019年10月8日火曜日
編集力の問題
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10月7日、『日経』文化欄にて、「誤記や捏造、揺らぐ出版」と題する、久しぶりに郷原記者の署名記事を読みました。 ・池内紀『ヒトラーの時代』 (中公新書、2019) についてあまりに誤記、間違いが多い、という指摘に、研究者・小野寺さんのコメントが引用されています。じつは、こ...
2018年12月11日火曜日
『近世ヨーロッパ』(世界史リブレット)続 3
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I'さん 「‥‥各国史に軸足を置きつつ、つまり自分の研究地域の事をいつも想起しながら、近世ヨーロッパの一体的な歴史展開を考えるようになっている。真に議論すべき論点は何かを簡潔に提示するというのは『 イギリス史10講 』と同様の姿勢であると思いますが、規模がヨーロッパと広...
2018年12月9日日曜日
『近世ヨーロッパ』(世界史リブレット)続 2
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H先生 「[長い文の最後に]‥‥私は18世紀末までを「 近世 」とし、以後を「 近代 」とするのはフランス革命の過大評価ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。」 ¶‥‥フランス史のH先生にしてこのコメント! そうでした。時代区分という点では、迷ったあげく『近世ヨーロッ...
『近世ヨーロッパ』(世界史リブレット)続
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この本が 出来上がったことにより、ぺージをめくって速やかに前後を参照しながら読みやすくなって初めて気付かされる欠点・難点も、じつはあります。校正中に気付かなかったのは恥ずかしいですが、にもかかわらず、良き読者の良き評に恵まれて、幸せです。以下の方々ばかりでなく、皆さんに感謝...
2018年12月1日土曜日
レパントの戦い
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Mさん、 『近世ヨーロッパ』 (山川出版社)について、早速にご関心をもっていただいてありがとうございます。 ご指摘のとおり、表紙には 「レパントの戦い」の屏風絵 を用いました。10年ほど前に Biombo (屏風)という展覧会がサントリー美術館であり、見てビックリしたものです...
2018年11月18日日曜日
絶対王政? アンシァン・レジーム? 近世という時代の主権国家
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『史学雑誌』10号で山﨑耕一さんの仲松優子『 アンシァン・レジーム期フランスの権力秩序 』(有志舎、2017)にたいする書評を読みましたが、最後の近くに(p.98)「いわゆる「コップの水が半分なくなったか、半分残っているか」の論争に近いように思われる」という名言がありました。こ...
2018年10月14日日曜日
『近世ヨーロッパ』
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土曜日に山川出版社の山岸さんに『 近世ヨーロッパ 』の再校ゲラ戻し、図版初校戻しを渡して、この 世界史リブレット について基本的にぼくの仕事はほとんど片付きました。今の時点の奥付には11月20日刊行*とあります。【*念校にてこれは、11月30日刊行、となりました。 → 実際の製品...
2018年9月27日木曜日
木谷勤さん、1928-2018
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木谷先生が亡くなったと、昨日、知らされました。 1928年4月生まれですから、90歳。 名古屋大学文学部で、北村忠夫教授の後任としていらっしゃり、1988年3月まで同僚でした。そのときの名大西洋史は4人体制(教授二人、助教授二人)で、年齢順に、長谷川博隆、木谷勤、佐藤彰一、...
2016年6月22日水曜日
古谷・近藤 (編) 『礫岩のようなヨーロッパ』 (山川出版社)
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お待たせしています。6年間の共同研究の成果(途中経過報告)ですが、ようやく索引の校正を終えて、責了です。 目次は、こうなっています(簡略表記)。 序章 礫岩のような近世ヨーロッパの秩序問題 近藤 和彦 第Ⅰ部 政治共同体と王の統治 1章 複合国家・...
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2016年5月17日火曜日
日産ゴーンと 礫岩のような複合企業
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今朝の『日本経済新聞』電子版によると、 「日産、1000万台クラブへ。仏ルノーやロシアのアフトワズなどとアライアンス(提携)を駆使し、競争力を高めてきたゴーン氏。三菱自動車を事実上、傘下に組み入れ、提携戦略は新たな局面に入る。ゴーン流 連 邦 経 営 に死角はないのか。」 ...
2015年11月24日火曜日
フランス革命とパリの民衆
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松浦義弘『 フランス革命とパリの民衆:「世論」から「革命政府」を問い直す 』 (山川出版社)を落手。 A.ソブールを実証的に批判しようとする立派な分析の書と受けとめました。とはいえ、マイナーながら2つ不満があります。 1) ソブール批判といっても、その実、柴田三千雄、遅...
2015年9月4日金曜日
鶴島博和 『バイユーの綴織を読む』
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待望の『 バイユーの綴織を読む - 中世のイングランドと環海峡世界 』(山川出版社) を手にしました。 綴織(つづれおり)の写真はすべてカラーで、関係史料をていねいに訳出しつつ対照するという編集。 ぼくの『 イギリス史10講 』pp.35-40あたりで書いたことに比べれば...
2012年9月28日金曜日
『民のモラル』 並製版
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〈歴史のフロンティア〉の初版は1993年11月でした。それからじつは2刷、3刷と 微細ながらも数々の訂正改良を重ねてきていますが、近年は版元品切れ。欲しい人は古書市場でどうぞ、という情況でした。 しかし、今回立正大学で後期の教科書として指定するにあたり、せいぜい数部(10...
2012年4月28日土曜日
『フランス革命はなぜおこったか』(山川出版社)
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柴田三千雄先生の遺著、〈フランス革命史再考〉の三巻本のうち第一巻だけですが公刊されました。 cf. 『史学雑誌』120-7(2011年7月). 予告されていた『革命はなぜおこったか - フランス革命史再考』というタイトルは、最終的に上のように変更されました。 練りに練ったクー...
2011年11月2日水曜日
歴史のフロンティア
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第20巻は、本村凌二『帝国を魅せる剣闘士』(山川出版社、2011年10月) おもえば1993年11月の発刊以来すでに18年。時代も変わりましたが、よくもまぁ 計20の巻が続きました。菊地信義さんの装幀で、定価2700円~2800円。『民のモラル』と『ルターの首引き猫』が最...
2011年7月21日木曜日
『イギリス史研究入門』 2刷
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まったくお待たせしました。『イギリス史研究入門』の2刷、ぼくの手元にはようやく昨日落手しました。 第2版ではないので、初版1刷と外観は変わりませんし、ページだても同じです。しかし、当然予想されるように第7章の終わりかた(p.179)、第12章の終わりかた(p.293)、そし...
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