近藤和彦のブログ
近藤和彦 の懇談コーナーです。 写真は Old Schools, Cambridge の賢人たち。ちょうど対面する Trinity Hall の3階の部屋から撮りました。
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イギリス政治
『イギリス史研究入門』 第4刷
ジャコバン研究史から見えてくるもの
礫岩国家と普遍君主
『みすず』645号 読書アンケート
Anglo-Japanese Conference of Historians
ケインブリッジ 空撮
18世紀なかばのロンドン略図
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2019年10月31日木曜日
首里城 炎上
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今朝、寝ぼけ眼でスマホをみると首里城の炎上する写真。にわかに信じられず、TVをみましたが、法務大臣の交代だの、マラソン開催地の変更だの、ちょっと二次的なニュースが続きました。マスコミ側もにわかに対応できなかったのでしょうか。 今年2月に島内をめぐり、首里城については見学もした...
2019年10月25日金曜日
ノートルダム大聖堂 と 時代
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10月19日(土)にはパリ・ノートルダム大聖堂の炎上 → 再建・修復をめぐってのシンポジウムが上智大学であり(司会・問題提起は 坂野さん )、問題は単純ではないということが具体的に示されて有意義でした。 http://suth.jp/event/20191019/ 「つくら...
2019年10月22日火曜日
芋づる式!?
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拙著『 イギリス史10講 』は今月初めに第12刷を出していただきました。 2013年12月に初版1刷でしたので、6年間にこれだけ増刷というのは有り難いことです。じつはそのたびに、気付いた範囲で、また該当ぺージ内での添削にとどめますが、ちょこちょこと改良・修文をしています。で...
2019年10月15日火曜日
都市史学会大会@青山学院大学
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2019年度都市史学会大会 のお知らせ 日時 2019年12月14日(土)、15日(日) 会場 青山学院大学青山キャンパス14号館12階(もより:渋谷・表参道) https://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/aoyam...
2019年10月10日木曜日
天皇像の歴史 シンポジウム
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恒例の史学会大会@東京大学文学部ですが、今年は、公開シンポジウム「天皇像の歴史を考える」があります。 史学会大会・公開シンポジウム 日時: 11月9日(土)13:00~ (史学会賞授賞式のあと) 会場: 文京区本郷 東京大学・法文2号館1番大教室 公開シンポジウ...
2019年10月8日火曜日
編集力の問題
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10月7日、『日経』文化欄にて、「誤記や捏造、揺らぐ出版」と題する、久しぶりに郷原記者の署名記事を読みました。 ・池内紀『ヒトラーの時代』 (中公新書、2019) についてあまりに誤記、間違いが多い、という指摘に、研究者・小野寺さんのコメントが引用されています。じつは、こ...
2019年9月28日土曜日
アイルランド・チームは国境を越えて
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日本 v. アイルランド は19 対 12という結果でした。ぼくも思わずリアルタイムで観戦してしまいました。 BBC ( www.bbc.com/sport/rugby-union )によれば、 Hosts Japan pulled off one of the big...
2019年9月27日金曜日
主権は議会にあり、それを制限する内閣の決定は違法にして無効
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9月5日、13日にも書きましたとおり、迷走し、自由民主主義および社会民主主義の祖国というイメージを裏切りつづけるイギリスですが、現地24日の 最高裁の判決 (11名の判事全員一致)は、久方ぶりの快哉でした。 この判決文は、全文24ぺージのPDFとして容易にダウンロードできま...
2019年9月24日火曜日
脅迫メール!
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(一見したところ)ぼくのアカウントから発信、ぼくのアカウントへの着信で、脅迫メールが来ました。 ビットコインで(50時間以内に)$730を払い込まないと、ぼくの見た恥ずかしいサイトや写真や etc. を知友全員にバラまくぞ、というのです。 でもこりゃ下手なコドモの脅迫だな、と...
パソコン・バッテリーの健康管理
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この夏は、全国的な猛暑、そして台風や前線の通過にともなう「線状降水帯」や「経験したことのない」ほどの強風の被害がつづいて、大変なことでした。ぼくの身の回りでも、たしかに雨や風のすごさは感じましたが、特別の被害はなく、その点は有り難かったです。 IT関連では家族のケータイや...
2019年9月22日日曜日
大庭健さんを偲ぶ会
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今日22日(日)、専修大学の眺望の良い部屋で大庭健さんを偲ぶ会が催されました。遺された原稿を編集した『 人-間探究としての倫理学 - 遺稿 』というA4の冊子(付録と一緒で計160ぺージ)もいただき、また回想や逸話を聞いて充実した夕べでした。 倫理学・哲学関係のみなさんに続い...
2019年9月17日火曜日
後ろを見つめながら未来へ
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暑さをなんとか凌いだところで、ちょっと振り返りますが、 ・5月19日(静岡大学)の 西洋史学会大会・小シンポジウム は、ぼくにとっては3月18日のブダペシュトのつづきで、フランス革命におけるジャコバン独裁の研究、他国のジャコバン現象の研究、共和政と民主主義の歴史といったこと...
2019年9月13日金曜日
Contingency は「偶然」ではない
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「取り扱い注意!」の行政文書のつづきです。 歴史家としては、ここで contingency というキーワードが使われていることにも注目します。これまで修正派(revisionist)がよく使う語として(必然史観の反対の)「偶然性」といった訳語とともに紹介されてきましたが、...
Brexit 取り扱い注意!
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イギリス政府に「黄アオジ作戦」と称する「取り扱い注意」official sensitive の行政内部文書があることは8月に部分的なリークによりわかっていたのですが、きのう議会の議決により公開されました。EUから強行離脱した場合にはどうなるか、8月2日付けで各省庁が想定したこ...
2019年9月5日木曜日
迷走する英国に将来はあるのか
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8月末に書きましたとおり、ひたすら引き籠もりの夏ですが、 イギリス議会 のことは危機感とともに見ています。ジョンスン首相の議会 suspension (延期・一時権限停止)案というのは17世紀のチャールズ1世以来の暴挙、すわ革命か、といった策です。 9月3日の官邸前記者会見で...
2019年8月31日土曜日
書いて考える/考えて書く
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久方ぶりですね。 8月はひたすら内省と執筆の月でした。 去年の学生たちと読んだ Gordon Taylor , A Student's Writing Guide: How to plan & write successful essays (Cambri...
2019年7月24日水曜日
ジョンソン政権 !?
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ボリス・ジョンソン および選挙の顔として彼を立てる保守党議員たちは、戦後スエズ危機(1956)にいたる保守党チャーチル、イーデンに似て、ほとんど天動説に近い自己満足の世界観・歴史観にもとづいて、EUの軛(くびき)から解放されてイギリスの 主権 を回復すれば、あとはなんとかなる(...
2019年7月23日火曜日
英国の混迷
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ついにイギリス保守党は ボリス・ジョンソン を党首に選びました。 BBCによれば、勝利宣言につづいて、 He vows to "deliver Brexit, unite the country and defeat Jeremy Corbyn " とい...
2019年7月17日水曜日
折原先生とヴェーバー
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レイシストではないかと抗議する記者に向かって、例のトランプ大統領が "Silence!" と繰りかえす場面がNHKテレビでも放映されました。 "Shut up!" ほど下品ではない(!)とはいえ、公人が公共の場で使う言葉ではありません。...
2019年6月30日日曜日
'Moral economy' and E P Thompson
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よく分かっている人たちから、こんな反応をいただき、素直に喜んでいます。 'Moral economy' retried in digital archives. 自負と不安との相半ばするぺーパーだったものですから。 みなさんが EPT と呼んでいるのは、も...
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