近藤和彦のブログ
近藤和彦 の懇談コーナーです。 写真は Old Schools, Cambridge の賢人たち。ちょうど対面する Trinity Hall の3階の部屋から撮りました。
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イギリス政治
『イギリス史研究入門』 第4刷
ジャコバン研究史から見えてくるもの
礫岩国家と普遍君主
『みすず』645号 読書アンケート
Anglo-Japanese Conference of Historians
ケインブリッジ 空撮
18世紀なかばのロンドン略図
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2020年3月29日日曜日
『論点・西洋史学』 ミネルヴァ書房
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鬱陶しいニュースが続きます。世界史に残るパンデミックの展開を同時代人として経験するとは、想像もしていませんでした。 そうした空気を一掃するような、 金澤周作 監修『論点・西洋史学』が到来。高さ26cmで xi+321+6 pp. のソフト装ですが、ずっしり重い大冊。 htt...
2020年3月26日木曜日
対数めもり
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大きな変化の意味を考える、長期の傾向を比較する、さらに今後を予測するには、中学校や新聞で見なれた普通のグラフではなく、(半) 対数めもり のグラフを使わなくちゃダメ、とは 遅塚忠躬 先生が口を酸っぱくしながら強調なさっていたことです。今回のようなパンデミックではまさしくそのとお...
2020年3月22日日曜日
テレワークって
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変な造語です。Work at home とか remote work とかなら、アリだと思いますが。 Covid-19 は、驚くべき急展開ですね。ダイアモンドプリンセス号が2月3日夜に横浜港に停泊した時点では、これほど世界中に急速に広まる pandemic の兆しとは予想さ...
2020年3月10日火曜日
確定申告の期限
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毎年、この時期は(春の休業期の原稿執筆に加えて)年度末の諸事と確定申告とが重なり、(去年はブダペシュト行きの直前でもあり)ドタバタすると同時に、なにごとも早めに取りかかればこうならない‥‥、といった反省しきりなのです。今年もあいかわらず、可能なかぎり先延ばしにしていた確定申告。...
2020年3月6日金曜日
神保町を歩く
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コロナウィルス19とスギ花粉の時候がら、「不要不急の外出」は控えていますが、緊急必要のタスクがあれば、それなりの防備をした上で出かけざるをえません。大学にも、量販店にも。しかし一番良いものはやはり 神田神保町 の古書店街に、ということで、火曜・木曜には久方ぶりに出かけました。 ...
2020年3月2日月曜日
「東アジアとイタリア」から来る人
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新型コロナ感染症 をどう制御するか/できるか、という観点から、よくわかる説明をしてくれているのが、大阪大学の専門家お二人で、もしまだなら是非、お読みください。自分が感染するかどうかより、もっと大きな目で警戒すべきことがある。ということはパンデミックにさえならなければ、身の回りに...
2020年2月22日土曜日
水際作戦からパンデミックへ
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いま中国、日本だけでなく、韓国、その他においても「市中感染」の段階に進んでしまった新型コロナウィルス(WHO の正式名称は COVID-19)ですが、これについてぼくは疫学もその歴史も知りませんから、特別なことは指摘できない。また不安やパニックを煽ったりしたくありません【当面、...
2020年2月11日火曜日
川島昭夫さん(1950-2020)
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川島さんが2月2日に亡くなったと、先ほど知らされました。69歳。 1950年生まれ、あるいは1969年の京都大学入学者には人も知る逸材が多くて、(西洋史にかぎらず)あの人も、この人も、という情況でした、今でもそうです。ぼくが川島さんを意識したのは(誰から聞いたのでしたか)...
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2020年2月5日水曜日
ピート市長!
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アイオワ州の民主党コーカスで、途中経過ながら、まさかの38歳 Pete Buttigieg が第1位! 政治手腕は未知数ですが、若さと落ち着きの好青年、democratic capitalism を支持する、カトリック≒アングリカンというので、案外これから他州でも支持を拡げ...
2020年2月3日月曜日
『みすず』 読書アンケート
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例年どおり、2月の始めに『みすず』の1・2月合併号(no.689)が到来。 みすず書房 から計134名の方々にたいして依頼した「2019年読書アンケート」の特集、読み始めると止まらなくなるのが欠点です! 新刊本に限らず、また日本語の本に限らず、しかも長さは約*字とかいった...
2020年2月2日日曜日
つらい別れのときに エリオット
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ついに1月31日(日本時間では2月1日)連合王国(UK)はヨーロッパ連合(EU)から離脱。その最後のヨーロッパ議会で Auld Lang Syne (蛍の光)が合唱されたことは日本のメディアでも伝えられましたが、その前に EU 委員長≒大統領の von der Leyen ...
2020年1月26日日曜日
大相撲・取組編成の不始末
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大相撲は14日目を終えて、なんと幕尻(前頭17枚目)の 徳勝龍 が1敗で単独首位。千秋楽の 貴景勝 戦で万が一にも勝てばそのまま優勝、負けても 正代 が2敗のままなら優勝決定戦、正代が負けて3敗ならば、13勝2敗で徳勝龍の優勝となります。 これをおもしろいと考えるか、取組...
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2020年1月18日土曜日
生と死
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いただく寒中見舞いではじめて知己の死を知ることも少なくありません。厳粛な気持になります。 まだお元気であっても「"生涯の残余"を通過中」というある方は、ぼくより13歳年長でしょうか、「死に逝く者にも矜恃があるとして、それはいつまで保てるものか」「もう少...
2020年1月16日木曜日
Ireland, Tony Benn & birds
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blog 管理者としてうかつでしたが、 12月17日に Brexit とアイルランド島について 、 1月8日に労働党 Tony Benn について のコメント発言があったのに、気づかぬままに未公開状態で過ごしていました。さっそく読めるように公開しました。それぞれ示唆的に再考を...
2020年1月8日水曜日
『丸山真男と戦後民主主義』
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昨年には読んで良かったなという本がいくつもありましたが、清水靖久『丸山真男と戦後民主主義』(北海道大学出版会、2019)もその1冊。 このたび、恒例の『 みすず 』 読書アンケート への原稿をまとめるにあたり、これを再読しました。【近年は丸山 眞男 という表記が一般化しました...
2020年1月5日日曜日
謹 賀 新 年
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新しい年をいかがお迎えでしょうか。 旧年は、おかげさまで身辺にあまり大きな変化もなく過ぎました。それでも沖縄で首里城など ぐすく を歩き(10月末の炎上には驚き悲しみました)、ブダペシュトやブラティスラヴァ、対馬、青森、水戸に遊びました。それぞれ良き先達のおかげで印象深い...
2020年1月2日木曜日
Ghosn's gone!
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大晦日の年賀状作成作業が佳境に入っているときに飛び込んできたのが、Ghosn's gone! という速報。アクション映画かなにかで見たような、あるいはフランス革命の重要局面に似ていなくもない逃亡劇です。(日本の当局もマスコミも、年末年始で、この突発事件にすみやかに対応...
2019年12月31日火曜日
水戸へ
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年の瀬に、なぜか水戸へ1泊2日で参りました。 茨城県立歴史館および駅前の会議室にて研究会討議。そのあと、水戸市の発行による「 水戸学の道 」という案内図も参照しながら、複数の名ガイドとともに、水戸城の土塁=空堀の構造がそのまま残っている所を歩きました。水戸は1945年のなん...
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2019年12月25日水曜日
生き延びる力
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これからの日本、そして英国、合衆国、中国‥‥、世界について、暗い気持になることばかりの今日この頃。メールでやりとりした英国の友人たちも1人を除いて、みんな今回の総選挙に怒るか、悲しむか、困惑しています。合衆国の政治も、中国も、暗澹ですね。 そうしたなか、偶然目にしましたが...
2019年12月13日金曜日
英国の解体
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悲しい予測が当たり、イングランドにおけるジョンソン保守党の圧勝、コービン労働党の完敗、スコットランド国民党の勝利、という選挙結果です。株式や為替市場がこの結果を歓迎しているというのは、国有化・反大企業をとなえる労働党(社会主義)政権への見込みがなくなったことを歓迎してのことで...
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