2018年2月26日月曜日

教師 冥利

 寒い夕に3年生ゼミの惜別会がイタリアン食堂で催されました。
両手に余る贈り物をいただいてしまいましたが、なによりも「先生のもとで卒業論文を書きたかった!」という言、そして ← こんな肖像イラストには驚き、嬉しく、感極まりました。みなさん、ありがとう!

2018年2月6日火曜日

みすず〈2017年読書アンケート〉

みすず』1・2月号(no.667)が到来したのは、先週末のこと。
例年のことながら、見始めると止まりません。立ったまま、あれこれ前後をひっくり返しながら読み耽って、就寝時間はますます遅くなる。
 かくして、いつも期して待つ〈読書アンケート〉特集号ですが、その唯一の欠点は、索引がないので、あ、この本、だれかも言及していた! といってそれを探し当てるのが大変。探してアチコチしているうちに、また別の本が目に入って、そちらに気が移り‥‥、といったことで、際限がないのです。
 そんなこと! 編集者の立場にたてば、年末の〆切日を無視して、年始の@日にもなって一太郎でデータを送りつける先生方(!)に対応するのを優先するなら、索引どころか、執筆者順をあいうえお順やABC順に整えることさえ不可能です。去年はビリから29番、今年もビリから16番の近藤の言う台詞ではありませんでした!
 新顔として、ブレイディみかこさん、草光俊雄さんの新規参加に気付きました。逆に常連のうち、ノーマ・フィールドさん、喜安朗さんの名が今年は見えなかった。

 それで、ぼくが〈2017年読書アンケート〉として挙げた書目を列挙しますと:
1. Koenigsberger, Mosse & Bowler, Europe in the Sixteenth Century, 2nd ed., 1989
2. Friedeburg & Morrill (eds), Monarchy Transformed: Princes & their Elites in Early Modern Western Europe, 2017
3. 池田嘉郎『ロシア革命 - 破局の8か月』2017
石井規衛『文明としてのソ連 - 初期現代の終焉』1995
4. 鈴木博之『建築 未来への遺産』2017
5. 松浦晋也『母さん、ごめん。- 50代独身男の介護奮闘記』2017
内実については、『みすず』本誌をご覧ください。

旧アンケートについては ↓ など。
http://kondohistorian.blogspot.jp/p/201516-413