2019年3月23日土曜日

Brexit ロンドンは disaster かと思いきや

ブダペシュトからロンドンへ移動しました。

かねて定宿としていたのはユーストン駅の脇、便利で明るくて、なんといっても朝食がよく、バスタブがある Ibis Euston London.裏手にはインド人コミュニティと飲食街もある。ロンドンに Ibis Hotel はいくつもありますが、何年もかけて実際に比較してみたあげく、ここだけが、立地も施設も人もお気に入りでした。
ところが、昨秋にはなぜかオンラインでアクセスできず、別の宿に予約するほかなかったのですが(4泊でなんと610ポンド≒85千円を超える!)、案の定、たいしたことない、というより客の質も(体型も!)、これじゃぁな、という所。東京都心で一泊2万円なら相当のビジネスホテルに泊まれるでしょう。いくらポンドが(円に対して)威張っているからといって、これはあんまりだ。対応する人も威張ってみえる。

忘れかけていた、ユーストン・ロードの排気ガス、汚い路面、そして歩行者に優しくない交通信号。身の危険さえ覚えます、まるで中国の大都市みたい! スーツケースも一部damageがあり、イギリスおよびイギリス人を嫌いになりそう、と思ってしまった。
とはいえ、さっそく会った友人は変わらずやさしいし、翌朝、大学に行ってゴードン・スクエアに寄ったら、春の花が咲き始め、鳥(blackbird)はさえずり、人々はおだやかに談笑したり、原稿を書いたり。ブルームズべり・グループの中庭は、いまやロンドン大学の中庭のような趣きですが、このように静かに春の訪れを味わわさせてくれます。(昔、ぼくがUCLに居た94-95年ころはなかったと思いますが)インドのタゴール像、フランス・レジスタンスの Noor Khan像があって、大学の姿勢も現れています。
ランチ時の Gordon Square Gardens

テレビではブレクシットの権謀術数で大わらわですが、案外、48%のイギリス人は、そして67%のロンドン人は、多様性こそイギリスの本質・生命線と考えて落ち着いているのでしょうか? 21日、メイ首相の演説、EU27会議にともない、IHR における「Brexit を歴史家はどう見るか」というセミナー報告は急遽中止。しばらく観察するほかなさそう。

なおぼくのスーツケースについては、電話はうまくゆかず、メール添付で写真もやりとりし、ようやくBAが damage replacement に対応してくれて、最悪状態は脱します。
こんな具合でした。
【写真については、使用中のカメラからSD移転できないので、ウルトラCを使いました!】

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