『イギリス史研究入門』 第4刷

イギリス史研究入門』の初版1刷が出たのは2010年10月でした。
間をおかずに2刷が出て、3刷は2015年。それだけでも有り難いことですが、2019年末には4刷が公刊*。
共著者が研究会を重ねて、熱い協力関係により、充実した研究案内としてプロデュースできたものですが、じつはこれまで増刷のたびに微細ながら改良・加筆をくりかえしています。ぺージを動かすことなく上手に工夫して新情報を加えてきました。とくに第Ⅱ部の A.レファレンス・専門誌・史料・リソース、そして B.研究文献、をご覧になると、増刷のたびに改良が加わってきていることがよく見えるでしょう。年表は紀元前55-54年に始まり、2019年12月総選挙で保守党大勝、労働党大敗.まで記されています。
 個人的には『イギリス史10講』(岩波新書、2013年)と相互に companion の間柄というつもりです。

 というわけで、新第4刷も共著者と出版社の協力により、改良版が制作・出版されました。本体価格は変わらず2500円です。 



* 同じ山川出版社で前後して進行した『アメリカ史研究入門』『ドイツ史研究入門』『フランス史研究入門』も増刷刊行とのことです。      [2020年1月加筆]


----------〈以下に2010年の初版1刷公刊直前の記事を再録します。〉----------


イギリス史研究入門』ですが、扉をあけた最初のページに、すなわち目次の前に 「読者へ」というアピールがありますので、これを写真でご覧にいれます。

【クリックすると拡大します。ダウンロードもできます。】

なお 『イギリス史研究入門』(山川出版社、2010)の 目次は → こちら
本書をめぐる Q&A ・ 討論は → こちら です。

イギリス・英国・ブリテン・連合王国といった、それじたい問題的な用語については、
第1章の最初に 「言い換えるだけではすまない、歴史がらみの問題」
として論じられています。
どうぞ、よろしく!