2019年7月23日火曜日

英国の混迷

ついにイギリス保守党はボリス・ジョンソンを党首に選びました。
BBCによれば、勝利宣言につづいて、
He vows to "deliver Brexit, unite the country and defeat Jeremy Corbyn"
ということで、
Several senior Conservative figures have already refused to serve under him.

こんなにも下品で分断的で顕示欲=権力欲むきだしのポピュリスト政治家が一時的にでもイギリス首相の座につくなんて! すでに現メイ政権の大臣たちの(期日前の)辞任声明がつづいていますが、一種の政治危機に陥るのだろうか。

BBCの伝えるSNP(スコットランド国民党)のブラックフォードの発言によれば:
He [Blackford] says he is "much more confident than I've ever been" to stop a no-deal Brexit. He urges Parliamentarians "across the chamber to recognise the damage" that a no deal can do. "We are at an impasse. Boris is not going to be able to fix this," he warns.

保守党のこうした「戯れ」を許している一つの根拠として、野党労働党首コービンの左翼主義が無力だ、という事実があります。サッチャ政権(1979-1990)があれほど長かった一つの根拠にも、当時の労働党の無為無力がありました。ブレアの New Labour はいずこへ? このようにイラク戦争におけるブッシュ政権とブレア首相の「心中」は、今にいたるまで深い傷を残しています。

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