2012年3月24日土曜日

あとの祭り

3月20日には発起人のみなさんの奮闘努力のお陰で、すばらしい集いが実現しました。
ありがとうございます。
このブログの匿名 watcher さんまで来てくださったとは、感激です。
とはいえ、第一部にまさる第二部の充実たるやすばらしく、福岡から飛んできた松塚さん、障害にもめげず沖縄から駆けつけた Tony, メッセージをケインブリッジから寄せてくれた Martin(新さんが代読), さらには40年の付き合いの青木さんのお話に、中高年男性がウルウル、しみじみ、感動的な rare occasion となりました。

もっとも、1979年に卒論でせっかく Strafford伯と複合国家に注目した磯谷さんの先見の明に、しっかり対応できなかった点は、33年ぶりに皆さんの前で謝ることができました。でも優しく great outline and significant detail の格言を引用して、第一部と第二部の対応関係を保証してくださり、嬉しかった。
せっかく参集してくださった皆さん全員と語りあうことはできず、残念でした。2時間半、ほとんど食べることなく(しかし飲みながら)できるだけ多くの人と語ろうとしたのですが。高田さん、中村さん、那須さん、松園さん、‥‥申し訳ありませんでした。

最後の現役院生のあいさつも、人柄がでて良かったよ。

なおフランス在住および一時滞在の6名から、そしてロンドン在の3名からもすばらしい品をいただきました。
(なにしろ中学の張能先生によれば、近藤くんはフランス文学をやってるの!?)
美しい花も。
なにより年度末、しかもお彼岸という繁忙期に、百人近くの方々が参集してくださり、元気なお姿を見せてくださっただけで十分に嬉しいのですが。
(一部の方とは、あらためて6月2日に対決・決闘いたしましょう。)

お配りした『いまは昔‥‥』、一寸だけでもお役に立てば、幸いです。
【ただいま年度末の行事と並行して、リフォーム、引越のため、てんてこ舞いです。欠礼のだん、ご海容を。書きこみもようやく今になりました。】

2012年3月17日土曜日

Brewer 再訪

今回はぼくは主催者でなく、ただの参加者ですが、次のような催しが続きます。

18日(日)午後2時~5時
  青山学院大学5号館517にてイギリス史研究会
  John Brewer の講演:Sex scandal & British politics

26日(月)~28日(水)には学習院大学で History of consumer culture のコンファレンス↓
  http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~20070019/HCCwelcome.html
  こちらは Brewer, Offer, Styles, そして草光さん, etc. がペーパーを読みます。
  ぼくは司会だけ。

2012年3月15日木曜日

『いまは昔 - 年譜・著作ノート』

あまり時間的余裕のないまま、いそぎ制作した表記の出版物ですが、1947年生まれの一人の軌跡というだけでなく、時代の証言としての意味もあるかな、と思います。山川出版社と『週刊読書人』の全面的な協力により、スクラップブック、アルバムも含みます。
 B5で96ページ。イメージとしては『丸山真男ノート』や、『内田義彦著作集』第10巻の「年譜・著作目録」。ただし、視覚的な楽しさも加えて作りました。

 3月20日(祝)の集いに来てくださる方々に、お土産として進呈いたします(非売品です)。

2012年3月13日火曜日

『革命はなぜおこったか - フランス革命史 再考』

間遠になっているのは、例年どおりの年度末の繁忙によりますが、plus これが最後というので、なすべき「御用」がたんとある、という事情です。 Tantae molis erat.
 「御用」のうちには、公共的に意義ある仕事もあって、昨夏以来、ついに柴田三千雄先生の最後の著作が責了。4月には本になります。
 先生の希望で、山川出版社。いつもながら瀟洒な本です。

 このブログで述べるべきことは他にもいくつもありますので、これからおいおい‥‥

2012年3月3日土曜日

伊藤センター

2月は逃げる月というけれど、まことにその通りで、公務と校務の交錯するうちに、あっと言う間に3月となってしまった。そもそも、東大最後の年度末です!!

 その3月1日からケインブリッジの St Cat に似た「伊藤国際なんとかセンター」の1階レストラン(椿山荘カメリア)が開業。さっそく行ってみました。中野重治『甲乙丙丁』でも言及された、1923年関東大震災より前の帝大唯一の建物、暗赤色れんがの3階建ての倉庫、を生かして renovate したらこうなるという例です。外観は前にも写真を紹介しました。
kondohistorian.blogspot.com/2011/11/blog-post_13.html
 ファカルティクラブは、4月1日から開館とのこと。
www.u-tokyo.ac.jp/ext01/iirc/ 4月の土曜にひらかれる西洋史懇親会は、こちらです。