2017年3月22日水曜日

熊楠と孫文

 和歌山に来たら和歌浦にゆかずんばあらず、と雨のなか、皆さまのご協力をえて行って参りました。
近世につくられた歌枕としての「わかの浦」、玉津島神社の和合の松、とかいったことも興味深いけれど
個人的には、話に聞いた南方熊楠と孫文が再会して遊んだ地、というのが印象的。
「世界一統」というコスモポリタンなフレーズ(→ お酒)が、ここから生まれた、と聞くと、なおさら。
 このあと、夏目漱石も同じ所に来たのだとか。
 熊楠と漱石は同じ1867年生まれ、全然ちがうタイプですが、ロンドンでもニアミスし、和歌浦でもニアミス。漱石は早く死に、熊楠は明治の人としては古稀をこえて生き、昭和天皇にご進講などしたんですね。和歌山駅の前にミナカタ・ビルというのがありました。

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