<17日の記事には誤解をまねく記述もありましたので、つつしんで訂正いたします。>
16日(金)には、午後の授業を終えて、東洋文化研究所の黒田先生の組織なさった貨幣史のセミナーに呼ばれて Craig Muldrew (of Queens, Cambridge) の話を聞きに行きました。経済史とは文化史なり。将来を担うべき研究者だが、残念ながら口頭報告は上手じゃないね。その後直ちに出版社へ移動して、むずかしい企画編集案の会議。
夜は、うまい鰻を食って帰ってみると、研究支援チームより下記のメール到来。
文科大臣は、あるいは現政権は賢明に政策遂行しているか? 文教予算を渋ることは国家百年の計をあやまつことになります。
庶民でなく statesman であればこそ、「もったいない」とか「(すぐに)役にたつか」とかで歳出をやたらに削減しないでください。また、公明党や国民新党みたいにほとんど衆愚政治的な「ばらまき」でもなく、しっかりと産業連関、傾斜配分といった、戦後日本の政府がかろうじて保持してきた長期的視点を堅持してくださいね。
刮目して見守りましょう。
------------------------------------------------------------
関係部局科研費担当係 御中
本日、文部科学省及び日本学術振興会より、平成22年度科学研究費補助金の
公募について、平成22年度「概算要求の見直し」に伴い、下記課題の新規募
集課題を停止する旨の通知がありましたのでとり急ぎお知らせします。
【新規募集を停止する種目】
・若手研究(S)
・新学術領域研究(研究課題提案型)
つきましては、貴部局の研究者に広く周知するとともに、既に上記種目の
研究計画調書を作成中の研究者に、個別にご連絡いただけますようお願い
いたします。
文科省該当ページ
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1285813.htm
学振該当ページ
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/06_jsps_info/g_091016_2/index.html
------------------------------------------------------------
2009年10月24日土曜日
Newspapers Collection トライアル

以下のとおり Cengage の厚意で
17世紀、18世紀、19世紀の新聞コレクションにアクセスして利用することができます。
東大に限定されることなく、どこからでも利用できる、はずです。
金曜午後の講義で言及していたオンライン・データベース(商品)の試用期間です。
積極的に活用し、意見や要望がある場合は、フィードバックしましょう。
ご所属大学での正規導入をお考えの場合は、下記の Cengage に交渉してみて下さい。
(近藤のブログで見たと言ってくださって結構です。)
近藤 和彦
------------------------------------------------------
ご要望いただきましたデータベースの設定が完了しました。
設定概要:
*17th and 18th Century Burney Collection Newspapers
*19th Century British Library Newspapers
*Making of Modern World
Access URL: http://infotrac.galegroup.com/itweb/ken_demo
Password: sunshine
→ 修正します。「パスワードは tiger になります。
有効期限は新たに12月31日までに設定させていただきました。」11月28日修正
Cengage Learning Japan
センゲージラーニング株式会社
Tel: 03-3511-4446
Web: www.cengage.jp/gale/
------------------------------------------------------
2009年10月13日火曜日
RHS bibliography

Royal Historical Society から emailにて bibliography 更新のニュース。
これはご存じ、イギリス史・アイルランド史にかかわる公刊された(英語の)文献は、論文も著書も、すべて網羅しようという企画で、上手に使うと役にたつことこの上ない。
→ http://www.rhs.ac.uk/bibl/
試しに k kondo で quick search にかけてみると → 5件が引っかかりました。なぜこの5件であって、他は採択されてないのか、理由は不明ですが。ただ今回ようやく AJC の Proceedings (2003, 2006) が2つとも採択されたのは喜ばしい。
一般に harumi goto や yoichi kibata でも 4・5 点づつヒットしてまぁ英語の文献検索としては悪くないのかな、と思わせますが、しかし、現状では完璧からほど遠い。
たとえば、試しに hiroshi takayama で探してみてもヒットは無し。English Historical Review を採らないのはなぜ?
toshio kusamitsu ではヒットするのが唯一これだけ↓ History Workshop Journal を無視するの?
'Yanagi Muneyoshi (1889-1961) and the British medievalist tradition'. In Daniels, Gordon; Tsuzuki, Chushichi (ed.), The history of Anglo-Japanese relations, 1600-2000, vol.5: Social and cultural perspectives (Basingstoke: Palgrave, 2002).
そしてある日本の故人については、なぜか日本語論文集や大学紀要論文ばかり計5本も採択されている‥‥といった、どうかと思われる点はいまだ残ります。
それにしても構築中のものとして、無視できない、むしろユーザとしてどんどん意見を呈するべきデータベースでしょう。
イギリスの文献データベースとしては、Copac もあって、こちらはUK内の所蔵図書館を示し、かつ一定の面ではRHSよりずっと包括的だったりするので、上手に使い分けるべきでしょう。
→ http://copac.ac.uk/search
2009年10月5日月曜日
Office 2007 ライセンス認証問題
Dynabook はすばらしいのですが、インストールしたマイクロソフトの Office 2007 ライセンス認証問題に悩まされていました。2008年にNECデスクトップと同時にきちんとアカデミックパックで購入して使っていた正規製品です。
デスクトップと携行ノートと計2台は正規にインストールし利用できる、という理解ですが、今回のようにハードディスク問題で再インストールを繰りかえしちゃった場合については、ネットで検索してみても、面倒くさそうで、うーん、と先送りにしていました。
ところが、自分はワードもアウトルックも使わなくても、大学やダレソレが添付してくる文書はワードやエクセルばかり。そのたびにメッセージの「あと何回」が減って、ついに日曜にはあと1回!!
その日曜の晩には、わがパソコンの師古谷先生との間で、以下のようなやりとり【抜粋】がありました。
2009/10/04 19:35 Kazuhiko KONDO :
現在、Dynabook SS RX2 TJ** というので仕事しています。
快適なマシーンです。
唯一の問題は、MS Office 2007 の認証に問題ありとのメッセージ‥‥。
不正使用してるわけでは全然なく、9月のNECデスクトップ機器の不具合で、
なんども再インストールを繰りかえしてしまったから、こちらのノートパソコンは
想定許容回数を越えているということらしいが。
----------------------------------------
2009/10/04 22:43 daisuke.furuya :
この問題につき、すでにご覧になっているかもしれませんが、MSのホームページで情報を見出しました。
http://support.microsoft.com/kb/919895/ja
いろいろな問題が想定されるようですね。もしライセンス認証だけの問題でしたら、
LAN環境ではなく、直接電話をかけて入力する方法もあります。電話は機械対応です。
それにしましても、Dynabook SS RX2 は外見はスリムながら実にゴージャスな仕様で
すね。僕は今は完全にMacに移行してしまいましたが、IBM謹製 ThinkPadなき後、
キーボード重視派にはこれしかないかも知れません。
〈to be continued〉
デスクトップと携行ノートと計2台は正規にインストールし利用できる、という理解ですが、今回のようにハードディスク問題で再インストールを繰りかえしちゃった場合については、ネットで検索してみても、面倒くさそうで、うーん、と先送りにしていました。
ところが、自分はワードもアウトルックも使わなくても、大学やダレソレが添付してくる文書はワードやエクセルばかり。そのたびにメッセージの「あと何回」が減って、ついに日曜にはあと1回!!
その日曜の晩には、わがパソコンの師古谷先生との間で、以下のようなやりとり【抜粋】がありました。
2009/10/04 19:35 Kazuhiko KONDO :
現在、Dynabook SS RX2 TJ** というので仕事しています。
快適なマシーンです。
唯一の問題は、MS Office 2007 の認証に問題ありとのメッセージ‥‥。
不正使用してるわけでは全然なく、9月のNECデスクトップ機器の不具合で、
なんども再インストールを繰りかえしてしまったから、こちらのノートパソコンは
想定許容回数を越えているということらしいが。
----------------------------------------
2009/10/04 22:43 daisuke.furuya :
この問題につき、すでにご覧になっているかもしれませんが、MSのホームページで情報を見出しました。
http://support.microsoft.com/kb/919895/ja
いろいろな問題が想定されるようですね。もしライセンス認証だけの問題でしたら、
LAN環境ではなく、直接電話をかけて入力する方法もあります。電話は機械対応です。
それにしましても、Dynabook SS RX2 は外見はスリムながら実にゴージャスな仕様で
すね。僕は今は完全にMacに移行してしまいましたが、IBM謹製 ThinkPadなき後、
キーボード重視派にはこれしかないかも知れません。
〈to be continued〉
2009年10月2日金曜日
ぼくの美人秘書
9月に PC関連ではいいニュースはなかったのですが、22日にもしたためたように、
壊れたPC=NECのかわりに注文し、納品されても、AJCの終わるまでは開箱さえできなかった最新鋭の Dynabook SS RX2 という美しい逸物。ようやく20日に箱を開け、インストールし、ただちに大学および自宅で使い始めました。
これはどうも大学生協の限定販売らしく、CPU は 1.4GHz、メモリ3GB、記憶装置はハードディスクでなく SSD で128GBです。967グラム。 薄くて美しい! 速い! 静かで熱くならない。
Dynabook とぼくは相性がよく、じつは何を隠そう、家族のものを含めるとこれで4台目です。一番最初、2002年に三菱財団の助成をいただいたときに買った物が良かったから、その後もノートパソコンといえば第一候補は常に ダイアナならぬ Dyna でした。上の写真の右側がその最初の Dynabook SS5 です。XP で安定していたこと、Pen III 800MHz ですが、当時のノートPCとしては十分な能力。デスクトップにソニーの LX55G という、これは 1.7GHzの逸物を 同じ2002年に買ったばかりでしたから、2つのコンビで快適なPC生活が始まったわけです(とにかく ME、そして Gateway の悪夢の後でしたから、なおさら快適でした)。
これはよく使い込みましたので、スペースキーは黒く照り輝き、A、O、N、M などは爪が当たって文字の角が剥げかかっています。5年間のうちには、ヒースロウ空港で荷の上からコンクリート床に落下させたり(一晩看病して息を吹きかえしてもらいました)、ときにはぶん殴ったり、夜間にさわれないほど熱くなったり、酷使によく耐えました。ついに昇天しましたが、感謝の意を込めて、いまでも保管しています。
Dyna SS の利点を考えると、2つありました。
1) なにより keyboard が広く、構造が堅牢で、薄く美しい。というのでどこに出かけるにも一緒。モバイルパソコンは、小さいことではなく、薄くて軽いことこそが重要だと信じます。どうせ鞄の中ではA4の書類にはさまれて移動するのです。パナソニックの Lets Note に触れるたびに、よくまぁ世間の人々はこんなに狭いキーボードで文章入力ができるな、と感心します。
ところがしばらく前、IBM の ThinkPad が市場から消えたころから Vaio や Lets Note の攻勢で、またごく最近は廉価でおもちゃみたいなシロモノの流行で、正統派のキーボード重視の商品が青息吐息でした。大学生協の店頭で見るかぎり、東芝という会社も Dynabook というブランドも積極性を失ったかと心配になることもありました。それが今年から再び盛り返しつつあるかに見えます。
新鋭機は上の写真の左側です。15センチの定規を置きましたが、Z の左端から B の右端までちょうど95mmです。すなわち一つのキー当たり19mmという原則が厳守されて、しかも Lets Note のような縦方向の圧縮(纏足みたい!)もなく、文字入力する使い手のことを考えた構造です。上端に一部の見えるデスクトップのキーボードと比べて、各キーの大きさは変わりません。
to be continued.
2009年9月27日日曜日
Snapshots of the AJC
2009年9月23日水曜日
日英歴史家会議(AJC)の歴史
日英歴史家会議(AJC)は盛況のうちに大きな支障はなく終了しました。まだ京都で Alastair のセミナーが残っているようですし、誰かは東北の山中を歩いているはずですが、委員会としての責任は果たしました。ご協力、ご参加、ありがとうございます。
いろいろな場面のショット、とくに専属カメラマンによる全体写真を早く見たいものですが、なかなか日時がかかるようで‥‥
その間、木曜夜の宴から、一つ歴史を想起させるショットを。Maxine が写真をかかげて、これに見入るひと、あっちの方向を見ているひと、と様々ですが、これは集中していないのではなくて、この写真があまりに効果的で、それぞれいろいろなことを口にし始めた場面です。
Maxine のかかげている写真は、じつはこちらに数年前から登載されているものです。
1987年9月 京都における Textile History Conference
(専門誌 Textile History にもこの写真は掲載されています。)
真ん中に座る紳士【髪が白くなった以外は、今も全然かわりません】のすぐ後ろに中腰で Negley Hart, その後ろに微笑むのが、うら若き Maxine です。
向かって左に西沢さんをはさんで Pat Hudson もいました。近藤はどこだ、と分からないひとも居ましたね。左から3人目、中腰でいます。
ついでに Maxine とぼくで撮ったショットもありました。
なおまた、水曜朝に開会の挨拶でぼくが使ったAJC創設大会後の集合写真は、こちら。
AJC1994, London
Two beauties of London surrounded by gentlemen-historians
ということで、浮沈のあったこの15年の歴史が想い起こされます。
2009年9月22日火曜日
盛り上がりました、AJC2009
9月13日から19日の頂点をはさんで(最後は24日でしょうか)長期にわたったAJCおよび関連行事は、マイナーな支障はあったかもしれませんが、アカデミックな観点からも教育的・社交的観点からも、おおかた大成功といえるものになったと思います。首相の「全員野球ではありませんが」、全員の cooperation & collaboration の賜物です。
とりわけ狭義の英国史にとどまらず、アジア史・日本史・インド史・アメリカ史・フランス史の第一人者の参加もあって、共通論題サブタイトルの expansion in perspective が現実化しました。とりわけ19日 junior sessions は盛り上がりました(十分に予期されたことですが)。こうした経験を一緒に共有できたことも、長期的にみて大きく深い資産となるに違いないと確信しています。
久しぶりにメールを見ると、このようなメールが来ていました。関連しますので、引用します。
------------------------------------------------------------
Dear Kazu
Can I thank again the AJC committee, the young scholars who gave papers,
and the various 'staff' helpers? A tremendous amount of work was done by
you all, both to make the conference such a success, and to ensure that
the British visitors had an enjoyable and memorable stay.
I had a very good time indeed. I learned a lot, including about the
strengths and weaknesses of my own paper. I saw a lot. I ate a lot of
good food. And I met many interesting people - even on the Skyliner to
Narita the Japanese man next to me began to talk in good English about
his trips to Oxford and Aberystwyth!
With every best wish
Julian
------------------------------------------------------------
Dear Kazu,
Thank you so very much for inviting me to the AJC. I enjoyed
participating very much. I am very grateful for all the wonderful
hospitality. I was very honoured to meet many distinguished professors,
younger faculty, and very enthusiastic students. It is an excellent
enterprise. I am writing to a number of the students I met, and will
read some of their work.
With all good wishes,
Maxine
------------------------------------------------------------
このように有意義に楽しく経過したAJCですが、土曜夜カポ・ペリカーノでは、食事が足りなくなりました。ご免なさい。
店との間で、メニュおよび人数は当日午前中に確定して、以後の増減は飲物類で対応するという約束でした。何人になるか確たる予測は難しく「えいやっ」と決断して30名、しかも「中高年が多いので量より質」と言ってありました! 若い人がたくさん来てくれたのは嬉しいのですが、食いっぱぐれた人がずいぶん居たようです。済みません。
【なお、今月初めに壊れたPC=NECのかわりに注文し16日に納品したまま置いてあった最新鋭 Dynabook (限定販売。967g. ハードディスクでなくSSDです。薄くて美しい!) の開箱については、また後ほど。】
とりわけ狭義の英国史にとどまらず、アジア史・日本史・インド史・アメリカ史・フランス史の第一人者の参加もあって、共通論題サブタイトルの expansion in perspective が現実化しました。とりわけ19日 junior sessions は盛り上がりました(十分に予期されたことですが)。こうした経験を一緒に共有できたことも、長期的にみて大きく深い資産となるに違いないと確信しています。
久しぶりにメールを見ると、このようなメールが来ていました。関連しますので、引用します。
------------------------------------------------------------
Dear Kazu
Can I thank again the AJC committee, the young scholars who gave papers,
and the various 'staff' helpers? A tremendous amount of work was done by
you all, both to make the conference such a success, and to ensure that
the British visitors had an enjoyable and memorable stay.
I had a very good time indeed. I learned a lot, including about the
strengths and weaknesses of my own paper. I saw a lot. I ate a lot of
good food. And I met many interesting people - even on the Skyliner to
Narita the Japanese man next to me began to talk in good English about
his trips to Oxford and Aberystwyth!
With every best wish
Julian
------------------------------------------------------------
Dear Kazu,
Thank you so very much for inviting me to the AJC. I enjoyed
participating very much. I am very grateful for all the wonderful
hospitality. I was very honoured to meet many distinguished professors,
younger faculty, and very enthusiastic students. It is an excellent
enterprise. I am writing to a number of the students I met, and will
read some of their work.
With all good wishes,
Maxine
------------------------------------------------------------
このように有意義に楽しく経過したAJCですが、土曜夜カポ・ペリカーノでは、食事が足りなくなりました。ご免なさい。
店との間で、メニュおよび人数は当日午前中に確定して、以後の増減は飲物類で対応するという約束でした。何人になるか確たる予測は難しく「えいやっ」と決断して30名、しかも「中高年が多いので量より質」と言ってありました! 若い人がたくさん来てくれたのは嬉しいのですが、食いっぱぐれた人がずいぶん居たようです。済みません。
【なお、今月初めに壊れたPC=NECのかわりに注文し16日に納品したまま置いてあった最新鋭 Dynabook (限定販売。967g. ハードディスクでなくSSDです。薄くて美しい!) の開箱については、また後ほど。】
2009年9月7日月曜日
9月の催し
大学のPCについては、9月3日に書きつけたような大問題が生じましたが、CISH および AJC そして関連会合については、支障なく、準備が進行しています。お誘いあわせていらしてください。↓
http://kondohistorian.blogspot.com/2009/08/1120.html
ただし、予定された Patrick O'Brien, James Raven のお二人は、今回の来日は中止です。また今度の機会に。プログラム改訂版は ↓
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~ajc2009/AJC2009programme.htm
http://kondohistorian.blogspot.com/2009/08/1120.html
ただし、予定された Patrick O'Brien, James Raven のお二人は、今回の来日は中止です。また今度の機会に。プログラム改訂版は ↓
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~ajc2009/AJC2009programme.htm
2009年9月3日木曜日
Windows が正しく開始できませんでした
かなり不幸な気持です。
2008年3月に購入して快調に使っていた XP Core 2 duo (メモリ 4GB), 320GB×2つのHDというマシーンがいかれてしまいました。
昨1日午後、さくさくと作業中に前触れなくなぜか暗転し、自己回復したかと思ったら、ふたたびみずから再起動し、‥‥といったことを始めてしまった。この子も疲れたのかな‥‥、といったん電源を切ってしばらく休ませてから起動すると「システムは深刻なエラーから回復しました」というメッセージとともに動き出しました。
しかし、ファイル名を変えたり、印刷したりといった命令をすると、とたんに自主的再起動に向かうので、もしやウィルス?と最初は疑いました。いえ、VirusBuster の状態は最新で、清潔そのもの。
これはいかんと、すこし安定したかにみえた夕刻に、C:ドライヴの「最適化」と「チェックディスク」を行いました。これが結果的に悪かったのか、再起動できず、写真のようなメッセージ。
「このファイルが存在しないかまたは壊れているため、Windowsを起動できませんでした:
‥‥\config\system 」
それに、修復のためのセットアップ CD-ROM なんてどこにあるんだ? 部屋中をひっくり返しても見つからない。
昨夜はこれで挫折。枕と相談してみました。そうだ、CD-ROM ではなく「セットアップ領域」がハードディスクのなかに確保されているのではなかったか。そもそもぼくのPCには 伊達にハードディスクが2つあるのではなく、そもそも RAID というシステムで、緊急事態に即対応するはずなのに、どうなってるんだ?‥‥
〈to be continued.〉
2009年8月31日月曜日
2009年8月11日火曜日
平戸 (Firando) にて
先週に訪れた九州というのは、平戸と福岡でした。
平戸は初めて。その先の生月島は存在さえ知らなかった(イキツキ=息つく島!だそうです)。 行ってよかった。近世捕鯨の拠点。絶壁の灯台から東シナ海を望みました。
このあたりは入江が深く、また365日、風が吹いていて、帆船にとっては好条件だったのでしょう。ザビエルも1550年に来て布教しています。今の平戸港だけでなく、その南にすこし行った千里が浜には1624年、鄭成功(国姓爺)の生まれた浜があって、その記念碑のあるホテル蘭風に泊まりました。このあたりには中国人や南蛮人の逸話の伝わる所が少なくない。もちろん、かくれ切支丹をめぐる話には事欠きません。地元の高校の歴史の先生が案内役兼運転手として大活躍してくださいました。
アダムズとヨーステンの豊後漂着は1600年ですが、英国商館は1613年に設立(というより中国商人の家屋を間借り)、石造りの和蘭商館は1639年に建設。日英関係は1600年から説きおこすのが普通ですが、日蘭関係は1609年からというのが普通ですね。今年は日蘭400年の記念すべき年で、3階建ての立派な商館を記録にもとづいて再建工事中です。
最初の和蘭商館は、破風に Anno Domini 1639 なんて刻印しちゃったから、幕府の怒りに触れて、取り壊し、1641年、長崎出島に移転するほかなし、という運命でした。
〈つづく〉
2009年8月7日金曜日
2009年8月2日日曜日
9月11日~20日の予定概観

9月11日(金)に CISH academic meeting @駒場 9:30~
12日(土)13:30~ CISH 公開講演会@本郷・福武ホール
13日(日)13:00~ Joanna Innes & master classes @本郷・山上会館地階会議室
同じ14日に大阪大学、京都大学、東京大学(駒場)でも企画あり
14日(月)14:00~ 都市史研究会 Miles Taylor @本郷・文学部 115教室
同じ14日に大阪大学、京都大学、東京大学(駒場)でも企画あり
15日 reception for the invited
16日(水)~19日(土)9:30~ AJC2009 @本郷・山上会館
2009年7月25日土曜日
『週刊読書人』
自分が書いた新聞雑誌の記事の複製権について、いまだ判然としないところがあって、しばらく経過するまでウェブには載せないでいます。
読書人という語が消えつつあるわが日本で、『週刊読書人』は孤軍奮闘。7月31日号がいま出ています。
毎年の季節行事として 〈上半期の収穫から〉、3冊の新刊を挙げます。今年の上半期(やや広くとって)には、
『チャリティとイギリス近代』
『自由と公共性:介入的自由主義とその思想的起点』
『中世の都市:史料の魅力、日本とヨーロッパ』
を挙げてコメントすることにしました。制限は400字です。きつい!
読書人という語が消えつつあるわが日本で、『週刊読書人』は孤軍奮闘。7月31日号がいま出ています。
毎年の季節行事として 〈上半期の収穫から〉、3冊の新刊を挙げます。今年の上半期(やや広くとって)には、
『チャリティとイギリス近代』
『自由と公共性:介入的自由主義とその思想的起点』
『中世の都市:史料の魅力、日本とヨーロッパ』
を挙げてコメントすることにしました。制限は400字です。きつい!
2009年7月18日土曜日
2009年7月7日火曜日
9月の催し

夏休みはまだ見えてきませんが、その先、9月には催しが目白押しです。(7月31日更新)
9月11日(金)に CISH academic meeting @駒場
13日(日)に AJC master classes @本郷・山上会館 http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~ajc2009/masterclasses913.htm
14日(月)都市史研究会 Miles Taylor @本郷・文学部 http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~ajc2009/Taylor20090914.htm
同じ14日に大阪大学(中之島)、京都大学、東京大学(駒場)でも企画があります
15日 休息日!?
16日(水)~19日(土)に http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~ajc2009/AJC2009programme.htm
20日(日)名古屋にて企画があります
AJC2009 のニュースは → http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~ajc2009/
2009年7月4日土曜日
Contributing bloggers による投稿実験

こちらのブログは、Contributing bloggers としての権限が認められなければ、新たに投稿することはできません。つまりROMの方はコメントはできても新たな発言はできないようです。
コメント投稿におけるリンクなどはHTMLタグを直接入力することでしか対応できないようです。この発言のコメントで、試しにリンクを張ってみました。
(ちなみに投稿実験用にアップロードしたこの写真は、ウップサーラ郊外にあるリネーの荘園の写真です。リネーが貴族位を得てフォン・リネー姓を名乗った1757年の翌年に購入した荘園です。荘園領主の館とは言っても、木造の質素な家屋であるところがヨーロッパとは言っても北縁に位置するスウェーデンらしいところです。)
使い勝手の比較研究

http://kondo.board.coocan.jp/ (談話室@nifty) の構造的欠点は、
1) サイトの主の好悪にかかわらず広告が強制的に入ること。たとえば学会の話をすると、なぜか創価学会会員むけに墓地の広告が挿入される! これは、精神的苦痛をともなう領域侵犯です。
2) タグ(キーワード)の設定は最初の発言時のみ可能で、後から加減することはできない。この点は致命的ではないが、すこし不便。
こちらの blogspot.com (西窓亭@Google) は、まだ使いこなしてないので、よく分からない点も多いのですが、現時点で比較すると、上の 1, 2 についてはクリアしています。しかし、別の問題がないではない。
3) ブログ仕様なので(?)、亭主・管理者以外が発言スレッドを立ち上げることは想定してないように見える。つまり、すでにある発言にコメントすることは誰にも自由だが、新たな話題を開始することは亭主と管理権限者にしかできない。
4) 3 とも関連しているのかも知れないが、コメントには写真を貼付したり、URLにハイパーリンクを付けたり、といったことはできないように見える。これは、「承前」発言をよくする身からすると、致命的ではないが、すこし不便。
また、コメント文を最初から一覧表示することも、まだできていません。
5) サイレント読者(ROM)でありたいサイト訪問者からすると、Readers/Contributing bloggers とかいう「資格」はなんだか intimidating で、敬遠したくなる、という気持はわかる。これは特定の目的を共有するグループ・ブログの仕様ですね。
断乎 ROM でありたい人は、大丈夫。静かに読んで静かに去れば、足跡は残りません。
6) 【上に写真を載せましたが】board.coocan.jp (談話室@nifty) の場合、スレッドタイトル一覧というページがあって、何年前のものであれ、タイトルを頼りに溯ることが可能だった。こちらの blogspot.com (西窓亭@Google) の場合は Google でサイト内キーワード検索をしなさいということなのだろう。慣れの問題かもしれないが、いまのところやや不便かな。
そもそも旧発言は、どうやって一括移行するのでしょう。coocan の場合は同じ @nifty の中の会社都合による移行・仕様変更だったので、自動的にやってくれました。 Gustav 先生の場合は、いちいち手作業で異サイト間の移行作業を行うんでしょうか?
ご助言を求めます。
2009年6月30日火曜日
News from the RHS Bibliography

↑ のような email news が 本日 到来。
RHS の書誌情報は完璧ではないにしても、きわめて便宜なものとして利用していましたが、要するに、来年1月から、有料サーヴィスに転換するということですね。よく読むと、これまで予算を支えていた Leverhulme Trust, Andrew W. Mellon Foundation, United Kingdom Arts and Humanities Research Council が金を出し渋って、受益者負担とせざるを得ない、ということのようです。Fellow でも有料なの? ‥‥
以下、抜粋引用します。
The way in which the RHS Bibliography and London's Past Online are published will change from 1 January 2010. The new service, under a new name - Bibliography of British and Irish History (BBIH) - will be a partnership between the Royal Historical Society, the Institute of Historical Research and Brepols Publishers. The existing editorial team, with its close links to academic historians, will continue to be involved. Our aim is to maintain and to improve upon the standards and facilities of the current Bibliography, and of course to keep the Bibliography up-to-date by adding information about new publications, which currently entails adding well over 10,000 records each year.
As a result of these changes, the service will no longer be available free of charge, but the RHS and the IHR have concluded that this is the only way to secure the updating and improvement of the database in the long term, and thus to ensure the on-going usefulness of the work that has so far been funded by several charities (including the Leverhulme Trust and the Andrew W. Mellon Foundation), and by the United Kingdom Arts and Humanities Research Council. The RHS and IHR will be increasing their financial commitment to the Bibliography in order to keep subscriptions as low as possible.
BBIH will be available by institutional and individual subscriptions, and we hope that our existing users will be able to use it. You can help by telling your library about the changes and encouraging them to subscribe to BBIH.
BBIH will be available for institutional trials from October 2009 and will be launched on 1 January 2010, when the existing Bibliography website will close.
We have prepared answers to some of the questions that we think users are most likely to ask ( http://www.history.ac.uk/partners/rhs-bibliography/faq ).
登録:
投稿 (Atom)