2018年7月7日土曜日

さよならの挨拶

 例年より早い梅雨明け、ということでしたが、天の配剤か、記録的な豪雨が長く西日本を襲っています。どうぞ慎重にご行動ください。七夕です。

 そうした鬱陶しいなかに、『立正史学』123号が到着。奥付には2018年3月とありますが、それはタテマエで、本当はこの7月です。
 日本史とともに、西洋史関係では、北原敦さん、大西克典さん、近藤遼平さんとイタリア史がならび、ぼくの「さよならの挨拶:イギリス人とフランス人」が掉尾に位置する、計250ぺージあまりの充実した巻。
 刊行が遅れた責任の一半はぼくにあります。「さよならの挨拶」は3月31日の会のお話をもとに改稿したもので、それだけ皆様をお待たせしてしまいました。典拠の辞書を引き直し、読み直して論理をしっかりさせたのと、もう一つはなんと、プルーストの失われた英訳初版を求めて、東大の書庫を探し回ったからです。
 当日ご出席の皆様には、抜刷が出来てからお送りしますので、まだしばらくお待ちください。

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