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2018年4月23日月曜日

「られりろる」の入力

 先にも記した「られりろる」の入力というのは、こういう問題です。
一太郎ユーザは「ロンドン」とか「リスト」とかを入力する場合に、既成(デフォールト)モードでは rondonn とか risuto などと入力します。この(わざわざ L と R を間違って入力しなくちゃならない)ことで、不愉快極まる思いをしていませんか? 中学以来の L と R の区別、これがようやく苦労なくできるようになったあなたには、耐えがたい/屈辱的な感覚ですね。これを解決するには、
一太郎画面のテンプレートから
「ツール」 → 「オプション」 → 「入力モード設定」
とクリックして進むと、「ATOKプロパティ」という画面になります。
この画面で → 「キー・ローマ字・色」というタグをクリックすると
→ 「ATOK ローマ字カスタマイズ」
というぺージに入ります。ここで「設定一覧」をドンドン下へ行って、
下の写真の該当部分の「ローマ字」・「かな」の対応関係を変えればよいのです。
一太郎で悪さをしているのは L です。半死の L を本来の仕事をすべく、生き返らせましょう。
デフォールトの「設定一覧」で定められた
(la, le, li, lo, lu) → 小文字の(ぁ, ぇ, ぃ, ぉ, ぅ)
をば、
(la, le, li, lo, lu) → 通常の(ら, れ, り, ろ, る)
へと設定し直せば、すべて解決。
さらに、(lya, lye, lyi, lyo, lyu) → (ゃ, ぇ, ぃ, ょ, ゅ)をば、
(lya, lye, lyi, lyo, lyu) → (りゃ, りぇ, りぃ, りょ, りゅ)
へと設定すれば、明快になります。
かな小文字には l でなく x を添える方式がすでに設定されているので、問題は派生しません。

こうした結果、豊かで爽快な一太郎の沃野が拡がります。普通の単語登録に加えて、たとえば

 lo → ロンドン
 lago → ラテン語
 list → リスト
 ris → 立正大学

さらには『』(二重カギ)を出す煩わしさを解決し、また「し」 → 「史」への変換を一発で決めるために、
 riss → 『立正史学』
 s → 史

漢字変換・日本語作文で「一対一」対応の変換が効くというのは、爽やかで気持いいですよ!
もっと調子に乗って、「短縮読み」で
 141 → 東京都品川区大崎4-2-16
 iokou → 『イギリス史10講』
 iwanami → (岩波書店、)  この()と「、」のあるなしが書誌を記すとき、全然ちがってきます!
 kk → 近藤 和彦       わざと半角空けています!
 uk → 連合王国
 usa → アメリカ合衆国
 8c → 18世紀
 wp → ワープロ       
といった(それ以上、もっとすごい)快速のアクロバットもできます!

なお辞書登録にあたって、ワープロやメール、ローマといった、音引(ー)のためにブラインドタッチの両手の位置を浮遊させるのは、可能なかぎり避ける、というキーボード入力の鉄則も考慮しています。

こうして鍛えあげたATOKを使いこなすと、それ以外の日本語変換がバカみたいに見えてきます。振り返ると、ワープロ専用機「文豪」から、、ATOK、そして秀丸エディタの世界へと導いてくださったのは、1990年代の安成さん(と佐々木さん)でした。ご恩は忘れません。ありがとうございました。

2018年4月22日日曜日

Internet Explorer ではこのぺージは表示できません

 花も新緑もとてもテンポが早くて、味わう暇もない!

 31日に立正大学から French leave でも filer à l'anglaise でもなく、日本的に挨拶して辞去し、荷も撤収したのが11日(水)、大学院の最初の授業の日でした。そこまでは遅めながら何とか進んでいたのですが、じつは、その翌12日の午後に、なんと2009年からずっと付き合ってくれていた富士通の FMV D5270 ですが、その Internet Explorer がついに働かなくなったのです。
富士通の名誉のためにいえば、その本体は9年物で、老体ながらも、なお堅実に仕事をしています。東大生協で購入した2009年初から、比較的安くて問題のないデスクトップ・マシーンでした。 写真の右端、こんな環境で駆使していました。 

 PCに通じた方なら、たとえ IE がダメでも他のブラウザがあるではないか、とお思いでしょう。問題はそんなことではなく、Google Chrome については既に数ヶ月どころか1年以上前から作動しません。おそらく根本は OS なのです。購入したとき、本来は Windows Vista だったのですが、XP に慣れ親しんでいたし、そちらにダウングレイドして使うのが、当時の多くのハードユーザの嗜好で、ぼくもそうしました。
 では先年、MS がXPの更新を止めてからどうしていたのか?
慎重に手動で Microsoft Security Essentials の更新を続け、他のPC(いずれも Windows 10 です)と併用していました。そんな危ないことを‥‥という方が多いでしょうが、じつは(目を付けられていないかぎり)大丈夫。日本語のメールで正確な文章が必要なときには、こちらのXPで;大事な用件で間違いなくインターネット・アクセスしなくてはならない折には Windows 10 の端末で、といった二本立てでした。
それだけ FMV は BenQ の大きなモニタ、Sanwa のスリムで白いキーボードと相性がよく、なにより年季をかけて鍛え上げた一太郎および秀丸(いずれもATOKで動きます)が軽快に反応してくれました。もしや一太郎(ATOK)と相性が悪いのかもしれない? Windows 10 では、文章の作成中に苛つくこともありました。

 といった最近年の経過をへて、ついにインターネット接続を完全に拒否されたのが12日(木)。一日置いて再び試みても、事態は変わらず。
  Internet Explorer ではこのぺージは表示できません
というメッセージがでて止まります。
 とはいえ、これは想定内のことですから、Windows 10 のマシーンは2台(Surface Pro も含めれば、計3台)待機していました。

 早速に解決しなくてはならなかったのが、一太郎・秀丸(ATOK)と 10 のマシーンとの相性問題。これはそれぞれ最新の「一太郎 2018」および「秀丸 ver.8.79」に更新してみたら、あっけなく解決。例の「られりろる」の入力方式を修正したうえで、辞書を日夜きたえるという課題は残りますが、これは淡々と進めるしかありません。既存の「一太郎 創2011」からは自動的に資産継承してくれるようです。

 といったことで、また家庭の事情も加わり、この数日間、インフラ整備にテマヒマとられました。結局のところ、9年勤続の FMV D5270 は栄誉の現役退任ということで、これからは、オフラインの作文と HDDのデータ倉庫がお仕事ということになります。