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2023年6月3日土曜日

〈リフォーム〉ほどではないけれど

今日の午後は、長い大雨の後、久方の快晴。気持いいですね。
いくら間遠とはいえ、このところブログ登載が月一どころか、5月は無、となってしまいました。ただただ日夜のこと & 原稿〆切に追われて(!)というわけではなく、それなりの進展はあります。
じつは現在の集合住宅に入居して、この春でちょうど20年。同居人の構成も変化したうえ、いろいろなモノが貯まり堆積して、自宅がまるで考古学遺跡のようになってしまいそう、と心配してくれた娘の提言で(準備のメールとZoom会議をへて)、4月から夏まで数次に分けて、部屋の使いかたを多少とも転換中です。
 ×まずは大きく重すぎて邪魔、処分さえ困難だった「大電動椅子」と古いソファ
 ×多数のプラ=ケースに収納されていた古着、過去の遺物
これらを整理/破棄処分しました。そして、これからの生活のために前を向いて、
 ・誰の物、家族のコモンズ・常用といったゾーンを明確化し、
 ・開かずのスペースになってしまっていた北側ベランダへの出入りができるように、
 ・各部屋の用途を再考し、老後の介護のためにも寝室と「納戸」とを交換しました。
こうしたことを実現するためには、じつは本人たちだけの手には余り、複数の屈強の男性が必要でした。娘がそうした「ゴミ屋さん」(!)という名の業者を捜しあて、日時を決めて動いてくれたので、なんとかなったのでした。久方ぶりに床のフローリングがしっかり見えるのは、感動的です!
(とはいえ、ぼくの書斎、図書・ファイルにかかわることについては、さすがの娘も関与を諦め/謝絶し、お父さんが自分で考えてやって、と引導を渡されました!)
5月の連休の後、3人で収納ラック一式を組み立てて、新しく 納戸スペース を構築して、すっきりしました。
なおさらに「大仕事」なのは、台所スペース です。(先週に訪問した千葉高校時代の友人の邸宅では、全体がすばらしいのですが、とりわけ外光もたっぷり入る広いキッチンには感激しました!)いまや言葉で納得してもなかなか動き出せない我々老夫婦にとって、子世代に背中を押してもらって、業者との相談会に向かい、ようやく実現に向かいます。

2022年7月3日日曜日

書評ふたつ

 きのう(土)の『毎日新聞』書評欄には、加藤陽子さんの『歴史とは何か 新版』評が載っていました。いろいろなことの分かっている加藤さんですから、本の装丁から全体の構成について特徴を指摘しつつも、ナゾリでなく、具体的なイメージの湧く紹介をと心がけておられる。註についての言及に続いて、訳文における[笑]の挿入についても「余裕ある理性には、笑いがふさわしい」と言ってくださって、ホッとします[笑]
https://mainichi.jp/articles/20220702/ddm/015/070/020000c
 「「無人島に一冊だけ持って行くなら」という問い方がある。‥‥断言してしまおう。上半期ではこの新版がそれだと。ただ、原作と清水訳の新書も持っては行きたい。」
 これは最高級のお誉めの言葉です。たしかに原文の英語はどうだったのか、それに清水幾太郎はどう訳していたのか、その違いと how を確かめたくなりますよね。
 最後の締めの文は -「カーは常に新しい。」でした。

 ウェブでは匿名のコメント評が多数あるようですが、ここでは署名ブログから:
http://www.kai-workshop.com/diary/diary.cgi?move=202206
 筆者・難波和彦さんとは、まったく存じ上げない方ですが、「界工作舎」という建築設計社の代表のようです。文中に鈴木博之とか陣内秀信といった知らないではない方々の名前も出てくるので、どこかですれ違っていたのでしょうか。
 東奔西走のお忙しい仕事の合間に、6月10日から21日までかけて1講づつ丁寧に読んでくださいました。最初の10日のコメントは、「‥‥同じタイトルの第1版の『歴史とは何か』(E.H.カー著 清水幾太郎訳 岩波新書)は古典的名著であり大学時代に読んだ。‥‥自叙伝、詳細な補註が加えられている。講義自体も新訳なので、NHKラジオでの話の仕方を念頭に置きながら読んでみよう。」と始まります。ラジオでのトークもなさる方なのか。
その最後の言葉(21日)は、「‥‥たまたま手にした本書からは、実に沢山のことを学び、さまざまなことを考えさせられた。久しぶりに充実した読書だった。」とのこと。 訳者冥利に尽きるものです。ありがとうございました。

 ところで、建築士/建築家 architect とは近世・近代のイギリスで gentleman's profession であるということは20歳くらいまでのナイーヴなぼくは知識としても知らなかったのでした。心底そうだったのだと理解したのは、恥ずかしながら、1981年にロンドンの Sir John Soane 邸(Lincoln's Inn Fields)に訪れたときです。つまり33-4歳まで、ぼくは「何も知らなかった」!
 『歴史とは何か 新版』の2箇所(pp.11, 276)で建築家(大工の棟梁)についての訳註をくりかえしていますが、そうした昔の自分を省みての慚愧の訳註です。

2016年9月9日金曜日

Commentarii


 以前から不思議だったのは、このブログの閲覧者のうち MS Office のインストールや使用法、認証のトラブルにかかわる発言にアクセスする方が非常に多いことでした。なにかソフト(今ではアプリ、ですか?) Office の不正利用のためのノウハウ・ページと誤解してアクセスなさっているのか、それにしても(合衆国、中国、ロシアも含めて)閲覧者数が多すぎるな、と。
 ほんの数日前に、忽然と気付いたのですが、ぼくのブログの名が「オフィスにて」となっていて、どんなスレッドであれ、これは省略されない。検索エンジンでもその結果は、たとえば 「オフィスにて 成瀬治先生」といった表示になるわけです。これは不覚でした。

 (じつはオフィスに行かずに書いているケースも増えていますから)この際、トップの名称を変えてみます。全体の表題を「無」にするという選択は blogger にて許されないようですから、スポーツの「実況中継」ほどにリアルタイムではありませんが、研究教育だの、思考の道具だのにともなう時宜的な commentaries だということで、カエサル的な!?(あるいはぼくたちの学生時代の『判例コンメンタリー』的な!?)名称でちょっとやってみましょう。これにより、アクセス数は健全化するでしょう。

2014年3月23日日曜日

ウェブ評いくつか

 こちらのブログの不具合で(といっても単にブラウザの設定支障に過ぎなかった模様です)、しばらく書きこみの意気阻喪していました。
 代わりにこちらの掲示板にて発言してきました。
→ http://kondo.board.coocan.jp/
「増刷の遅れ」、「歴史的な映画」、「電子書籍版」です。
 
 なお『イギリス史10講』についてウェブの世界、ブログ等でたいへん良い/上手なコメントを下さっているのは、この方々。皆さんに面識も(西島さん以外は認識も)ありませんが、ありがとうございます。今後の参考にさせていただきます。
1.http://d.hatena.ne.jp/nisijimadokusyo/20131225/1387949039
<西島建男さん。元朝日新聞・学芸部。『逆転の読書』の著者>

2.http://history-book.seesaa.net/article/387001972.html
2014年02月04日<匿名:史人(ふみひと)さん>

3.http://jhfk1413.blog.fc2.com/blog-entry-2409.html
<タイトル名には一寸たじろぐが、しっかりした内容です>

4.http://aandsaffairs.wordpress.com/2014/02/13/kondo-iwanami/
<Arts & Science Affairs >

5.http://ameblo.jp/bcewr898/entry-11742448592.html


 ほかにもぼくが気付いてないものが多々ありそうですが。
大新聞でまともなコメントを下さったのは『日本経済新聞』(2月23日)だけで、他はおざなりの扱い。
公共圏がマスコミから、対面談話とウェブへとゆっくり動いているのは、中華帝国だけのことではないのかも。

2011年10月22日土曜日

【危険なリンク 2つ】

このページをご覧の皆さまには被害がなかったことを望みますが、
公開されていないログイン → ダッシュボード画面に「トラフィック」という欄があり、そこに嫌な感じのリンクが2つ張られていました。
これをどうやって除去するかがわからず、当たらず触らず、過ごすしかなかったのですが、今朝みると、どちらも消えています。Google社で処置してくれたのでしょうか。
検索してみると、こうしたトラブルが世界中で広がっていたようですね。
  生兵法はケガのもと、と言いますが、
  自分で即対応できることだけ済ませ、あとは慎重に管理元の処置を待つ、
という姿勢でよいのかな。
   Don't click on the spam links!
   I didn't click on either link but, just for the record,
   I just got hit by the following 2 sites:
   http://googlecorrection。com and http://shineads。net/

2011年10月18日火曜日

【危険なサイト g・correction】

今晩、知らずにアクセスしたら、とたんに自動的にページが次から次に展開し、こちらをパニック寸前に追い込んだ悪意のサイトです。
→ //:www。google・correction。com
【微妙に全角や余分な punctuation を交ぜて加工し、このままでは動作しないようにしてあります。一見してこれに酷似したウェブサイトには、アクセスしないでください。】

 ウェブの世界で検索してみると、これの被害経験者は多いようです。
My blog is being hit by www。googlecorrection。com - help me stop this attack!
How do I stop this?

 で、そのときぼくは、とっさにどうしたか?
 対策として、動作中に電源をいじるのは危ない(HDを傷つける)と考え、まずLAN ケーブルを抜きました。PCを stand-alone にしたわけです。
それから落ち着いて、余分に開いているウェブページ右上の X をクリックして次々に閉じましたが、結局は消去しきれないページも残り、
→ [スタート] → [終了オプション] → [電源を切る]
としました(再起動ではなく)。

 頭を冷やして(不愉快感が消えてから)、仕事再開。
 これで良かったのか。識者のご助言をお願いします。

2011年3月24日木曜日

宮城学院・学院長より

わが同期の桜より、近況のメールあり。以下に転載します。
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 震災見舞いメールをありがとう。それほど大変でもなくなってきたので、返事します。
 仙台市街地の揺れは1978年の地震よりやや大きかったが、さすがに耐震工事がほぼどこも出来ていて、建物倒壊はほとんどなく、死者けが人もわずか。ただ宮城学院でも天井板が落ち、書架・家具が倒れて研究室内はひどかった。
 今回の深刻さは津波。‥‥
 宮城学院でも大学生に死者が、今1人確認。学生生徒の対応はよくやっていると思う。‥‥
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2011年2月6日日曜日

新燃岳


 新燃岳の噴火、おどろいて見ています。じつは2002年夏に家族旅行で、霧島温泉に泊まり、韓国岳から霧島連峰を縦走し、新燃岳では、直径数百メートルのお鉢を半分だけ巡って(あと半分はあまりに危険)、このとおり緑色の怪しい火口池を見下ろしました。いまこのお鉢が溶岩で一杯になっているわけですね。1421mの標識なんて、吹っ飛んでるでしょう。

 なおこの間、内田義彦『経済学の生誕』と、映画 Amazing Grace にそれぞれ新規書き込みがありました。匿名さん、ありがとう。
 このブログは簡明で良いのですが、新しいコメントがあっても、それは掲示順には全然反映されないので、よほど注意深い読者でなければ見過ごされる、という欠点があります。coocan の場合は、本文でもコメントでも、つねに新規書き込みの順に並び替わるという方式でした。

2009年7月4日土曜日

Contributing bloggers による投稿実験

Contributing bloggers による投稿実験として、この投稿をします。(主様への回答は、直下の主様の投稿に対するコメントに整理します。)

こちらのブログは、Contributing bloggers としての権限が認められなければ、新たに投稿することはできません。つまりROMの方はコメントはできても新たな発言はできないようです。

コメント投稿におけるリンクなどはHTMLタグを直接入力することでしか対応できないようです。この発言のコメントで、試しにリンクを張ってみました。

(ちなみに投稿実験用にアップロードしたこの写真は、ウップサーラ郊外にあるリネーの荘園の写真です。リネーが貴族位を得てフォン・リネー姓を名乗った1757年の翌年に購入した荘園です。荘園領主の館とは言っても、木造の質素な家屋であるところがヨーロッパとは言っても北縁に位置するスウェーデンらしいところです。)
 

使い勝手の比較研究

 ほとんど何の準備もなく、この blogspot.com (西窓亭)を使い始めてまだ3週間です。今の時点で、2つのサイトの使い勝手を比較対照してみます。

 http://kondo.board.coocan.jp/ (談話室@nifty) の構造的欠点は、
1) サイトの主の好悪にかかわらず広告が強制的に入ること。たとえば学会の話をすると、なぜか創価学会会員むけに墓地の広告が挿入される! これは、精神的苦痛をともなう領域侵犯です。
2) タグ(キーワード)の設定は最初の発言時のみ可能で、後から加減することはできない。この点は致命的ではないが、すこし不便。


 こちらの blogspot.com (西窓亭@Google) は、まだ使いこなしてないので、よく分からない点も多いのですが、現時点で比較すると、上の 1, 2 についてはクリアしています。しかし、別の問題がないではない。

3) ブログ仕様なので(?)、亭主・管理者以外が発言スレッドを立ち上げることは想定してないように見える。つまり、すでにある発言にコメントすることは誰にも自由だが、新たな話題を開始することは亭主と管理権限者にしかできない。
4) 3 とも関連しているのかも知れないが、コメントには写真を貼付したり、URLにハイパーリンクを付けたり、といったことはできないように見える。これは、「承前」発言をよくする身からすると、致命的ではないが、すこし不便。
 また、コメント文を最初から一覧表示することも、まだできていません。

5) サイレント読者(ROM)でありたいサイト訪問者からすると、Readers/Contributing bloggers とかいう「資格」はなんだか intimidating で、敬遠したくなる、という気持はわかる。これは特定の目的を共有するグループ・ブログの仕様ですね。
 断乎 ROM でありたい人は、大丈夫。静かに読んで静かに去れば、足跡は残りません。

6) 【上に写真を載せましたが】board.coocan.jp (談話室@nifty) の場合、スレッドタイトル一覧というページがあって、何年前のものであれ、タイトルを頼りに溯ることが可能だった。こちらの blogspot.com (西窓亭@Google) の場合は Google でサイト内キーワード検索をしなさいということなのだろう。慣れの問題かもしれないが、いまのところやや不便かな。


 そもそも旧発言は、どうやって一括移行するのでしょう。coocan の場合は同じ @nifty の中の会社都合による移行・仕様変更だったので、自動的にやってくれました。 Gustav 先生の場合は、いちいち手作業で異サイト間の移行作業を行うんでしょうか?
 ご助言を求めます。