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2024年9月2日月曜日

Re-imagining Democracy

7月に書き込んでから、猛暑にやられたというわけではありませんが、このブログに書き込む余裕のないまま、8月はあっという間に過ぎてしまいました。台風と長雨もなかなかでしたね。みなさんの近辺では、豪雨等々の大きな被害のないことを祈ります。
ドタバタとしていますが、このあとぼくは、スコットランド・イングランドに参ります。

いろいろと書くべきことは多いのですが、3月にオクスフォードでお世話になったイニス、フィルプのお二人がオクスフォード大学のウェブサイトに 
Re-imagining Democracy というぺージを作成し、ニュース・近況を告知しています。すでにご存知かもしれませんが、念のためお知らせします。
https://re-imaginingdemocracy.com/
共著『民主政のイメージ更新』プロジェクトの第4巻:中欧・北欧は、2027年完成を目標としています。中澤科研としては黙って看過できませんね。cf. 『王のいる共和政 ジャコバン再考』(岩波書店、2022)pp.20-21.
なおこの8月に彼らが始めた
Centre for Intellectual History という試論ぺージもありますが、こちらはほとんど共著のエッセンス/論文素案のお披露目の舞台といった感じです。
Joanna Innes ↓
https://intellectualhistory.web.ox.ac.uk/article/what-did-it-mean-to-be-a-democrat-in-the-age-of-revolutions
Mark Philp ↓
https://intellectualhistory.web.ox.ac.uk/article/between-democracy-and-liberalism-ludwig-bambergers-path

中澤編『王のいる共和政 ジャコバン再考』(2022)、歴研編『「主権国家」再考』(2025)とも問題意識の重なる共著企画ですね。

2024年6月1日土曜日

アメリカのデモクラシに まだ希望が‥‥

(私ごとで時間をとられている間に、日も月も替わってしまいました。)トランプの恥ずかしい違法行為の数々について、ニューヨークの12名の陪審員が「34件すべて Guilty」と評決したというニュース。わずかながら希望がつなげたような気がします。
「口止め料裁判」と日本で言っているのは、英語で hush-money trial/case なのですね。
とはいえ、「これぞニューヨークの司法が腐敗して魔女裁判をやっていることの証」といった暴言が通り、マスコミもそのまま報道する、といった現実。「底が深い」としか言いようがありません。合衆国の有権者のみなさん、賢明であってください!
混合政体(mixed constitution)の要素を排して実現した大衆民主主義の危うさを見ているような気がします。そもそも共和党の「保守派」≒「良識派」の声はなかなか聞こえてきません!
  Washington Post紙のロゴのすぐ下には Democracy dies in darkness. と謳っています。

2024年4月10日水曜日

現代のシャリヴァリ

3月の土曜にウェスミンスタの国会議事堂・貴族院脇を歩いていたら、にぎやかな音声が響く‥‥と思ううちに、Millbank通りの南から数百人のデモ行進がやってきました。
先頭の横断幕には
 LGBT+ against Racism
続いて
 No to Islamphobia
 Refugees Welcome Here
 Smash the Far Right
 Freedom for Palestine   などとあり、
 Socialist Workers Party や UNISON などの組織名も見える。
土曜の午後に議会の周辺で「極右」に反対するデモンストレーションということでしょう。
メガフォンにあわせてシュプレヒコールもあるけれど、圧倒的なのはなにかの金属用品とドラム(鉦太鼓)をたたいての大音響。これになんらかの笑劇パフォーマンスが加われば、シャリヴァリそのものだなと思いました。
各グループのゆるい連携による行動かと思われます。警官隊も同行していますが、交通整理とトラブル防止のためでしょう、威圧的な風はなし。

2023年11月21日火曜日

RE-IMAGINING DEMOCRACY

ふだん使っていないgmail.comのアカウントに facebook の通知があったと気付き、読んでみて驚きました。イニス=フィルプたちの例のデモクラシ・プロジェクトの新著について、Zoom会合が14日(JST では深夜未明)にあったのでした! 残念ながら後の祭り。
しかたなく、facebook最後尾に書き込みました。↓
Joanna Innes
6日前 · LAC MAIN SEMINAR Tuesday, 14 November, 5.00 pm
Main Seminar Room, Latin American Centre, 1 Church Walk, Oxford and Zoom - registration link below
To join online, please register in advance:
RE-IMAGINING DEMOCRACY in Latin America and the Caribbean, 1780-1870
Book launch: presentation by the editors, followed by comments by Professor Alan Knight,

5日前
Well….Alan Knight liked the cover. After that he found it hard to follow.
5日前
David Schwartz
oh what does he know about revolutions in Latin America . . . oh wait . . .
今日
Kazuhiko Kondo
I'm glad you mailed me about this. But I noticed only today....
Kazuhiko Kondo
To set the years 1780-1870 as a global period of democratic transformation/revolution would have delighted my Japanese mentors - Shibata, Chizuka, etc - who wanted to describe the Meiji Revolution (1867-69) in a global context.