ラベル PC の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル PC の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年5月27日月曜日

amazonを名乗るフェイク

複数の新聞のメーリングリストに入っているので、毎日何十と到来するメールのうち、たいてい1つはフェイクのフィッシュ・メールです。PCで受信しているかぎり、ヘッダー(の詳細)を見れば、即、可笑しいとわかるので、安らかな気持で(sine ira et studio)削除し、無視しています。ただし、今夕amazonを名乗ってきたメールは、(本当のamazonとヤリトリがあった1日後だったので)慎重に対処しました。

<以下、引用>
 From : amazon   ← これが怪しすぎる!
 To :<amazon宛に使用していないわがアドレス> わが氏名は知らず!
 Date : Sun, 26 May 2024 13:02 +0800
 Subject:[SPAM] Amazon.co.jpでのご注文503-0497156・・・・・
誰かがあなたのAmazonアカウントを使用して別のモバイルデバイスからこの注文を購入しようとしました。 Amazonのアカウントセキュリティポリシーに従い、Amazonアカウントを凍結しました。
◆アカウントが盗まれる危険性があります。 この注文を一度も購入したことがない場合は、24時間以内に以下のリンクをクリックして、この注文をキャンセルし、Amazonアカウントを復元してください。
[ ボタン ] ← 危険水域にて、さわらず!
 お届け先:横浜市青葉区美しが丘の、実在かもしれない方の住所氏名
 注文合計:¥37,000
 支払い方法 クレジットカード:¥37,000 
<以上、引用>

→ 最後の3行は微妙ですが、本当ならすくなくともカードがJCBか、MCか、VISAか etc.は表示し、末尾の4桁くらいの数字も示すべきでしょう。それを知らないまま、当てずっぽうで拡散したFAKE のフィッシング・メールと結論して、無視し削除しました。
みなさまも、どうぞ慎重に、安らかに!

2024年4月6日土曜日

マーチモント街

3月、ロンドンの宿の近くには Marchmont Street というのがあって、学生、インテリ、外国人向きの空気があります。初めてここに馴染んだのは1981年でした。ロンドン大学歴史学研究所(IHR)で4泊5日の院生セミナー「ロンドン史料指南」があり、この通りの北、Cartwright Gardensにある学生寮 Hughes Parry Hallに泊まり、南西の Russell Square を経由してIHR、つまりセネットハウスまで通ったのが始まり。
その後も、交通の便がよく、安宿、古本屋、ある時期はコピー屋、貸しPCといった便宜のためによく来たものです。バングラデシュをやってた人文地理の人に連れられてベンガル料理の店に来たこともあるし、そもそもロンドン大学の先生方御用達の North Sea もこの北にあります。フィッシュ&チップスといっても、労働者用の持ち帰り[take away]と中産階級用のテーブルで食べる尾頭付きとは、入口も違うのだとは、ここで初めて教えられました!
Cartwright Gardens にはその名の由来の John Cartwright(1740-1824)の立像と、さらにこの地域の来歴を示すボードができています。

今回、ぼくがこのマーチモント街を急ぎ足で通過して、北のBL(国立図書館)に向かうところをNさんが目撃したとのことです。また別の日曜には周辺を早足で散歩した折に、「日本人だろうか、いや見覚えがあるような‥‥」と悩みつつ通り過ぎてから振りかえると、先方も振りかえって、「なんだM先生ではないか!」といったこともありました。
地下鉄ラッセル・スクウェア駅と旧国鉄 St Pancras/Kings Cross駅にはさまれた地区なので、日本人の利用者も少なくないのでしょう。近代史をやっている者には限りなくおもしろい地区です。
その一つの例として(先のカートライト兄弟のこともありますが)マーチモント街から一つ筋違いの Judd Streetの61-63番には、1848年後に亡命してきたゲルツェン/ヘルツェンの居所として青い銘板=ブループラークがあります。【このプラークという語は日本語では「歯垢」という意味しかない!というので、『図書』では使用を牽制 → 抑制されてしまいました!】
今は Marchmont Stにあって営業しているJudd Booksという古書店も、20世紀には元来のJudd Stにあって広く、行くたびに収穫があったものです。今、その跡は全然別のカフェ - Half Cup Cafe, Kings Cross - になっていました。
【ちなみに、以前はマーチモント街/あるいはUCLまでUSBを持っていって紙にプリントしたものですが、今やそうしたPCやプリントの店は見あたらない。じゃあどうするんだ、と心配していたら、今では宿の受付にメールでPDFを添付して頼めば(10数枚までなら、カラーでも)無料でやってくれるのでした。時代も変わりました。】

2024年3月31日日曜日

男女比

男女のことを言えば、同じオクスフォードでも、あのベイリオル学寮のホール(食堂)に行って、これまた一驚/一興。
先回にお邪魔したのは、たしかオブライエン先生、オゴーマン先生と一緒の2004年でしたか?

今回のホール壁の肖像画ないし写真ですが、過半を占めるのは、女性のフェロー、事務職員です。人数だけで比べたら、まったく女性が圧倒しています。まるで女子大みたい。いえ、日本の女子大は、学生は女子だけかもしれないが、教職員の半分前後は男性ではないでしょうか。2024年のベイリオル学寮ホールの壁面をかざる21世紀のフェローたちは、女性ばかりなのです!
中世のウィクリフ、19世紀末のジャウィト、20世紀の A L スミス、そして C ヒル、C ルーカスといった名にし負う学寮長たちは、一隅に押しやられています!

2021年6月1日火曜日

5月の憂鬱(2)

〈承前〉

とはいえ、今日(月)が助教出勤日とも限らず、そもそも学外者はキャンパスからシャットアウトされるかも。

ということで、もう一度覚悟を決めて3月の複数の来信(含 たくさんの添付物)から読み直して気付いたのは、指定されたサイトに並ぶたくさんのマニュアルのうち、1- というファイルをぼくはまだ読んでないのでした。
どうせメール主文と同じような挨拶だろうと考えて(推断して)、2-A、2-B、2-C、3-などの(1が済んでいることが前提の)部分的で条件的なマニュアルを読み、不親切で非実際的な指南書であると憤慨していたのでした。なにごとも(語学と同じで)順を踏んでゆかないと無理ですね。

そうと判明してからは、きわめて素直に、順調にことは進みました【なんと最初にすべきことは[すでに既存のアカウントでサインインしてしまっていた] Googleからサインアウトすることでした!】。マニュアル 1-の一番に 
" お手許に次の2つをご用意ください
 ① 3月にメールで配布したpdfに記載の初期パスワード
 ② 普段お使いのスマートフォン "
とあったのも実際的で、おかげで、くりかえされる「二段階認証」にもすみやかに対応できました。

というわけで、解決してしまえば、いけなかったのはマニュアル(指南書)ではなく、ぼくの早トチリ( ← 高慢と偏見!)でした。
メディア室のみなさま、ご免なさい。丁寧なマニュアルは - 読みさえすれば!- たいへん分かりやすいものでした。

5月の憂鬱(1)

コロナ禍と同時にこの間のぼくを憂鬱にしてきたのは、大学のメールシステムの Google Workplace への移動にともなうユーザ本人としての対応でした。すでに3月から5月末日までが移行期、と予告されていたのだから、十分に日時はあったはずですが、しかしことはそう簡単ではない。

そもそも大学教師(元もふくめて)にとって3・4・5月というのは暇な時候ではありません。少しでもまとめて時間が取れるので、前々から予定していた読書や分析や執筆やに専念できるかというと、研究会も、会議もあります。近ごろはZoomを利用して気軽に研究会合や会議が催される傾向もあります! 今年は確定申告が4月に延びたので、それも!
千葉の母には直接面会できない代わりに、ホーム側から設定してくれて Google Meet もありました。

というわけで(あまり合理的な理由にはなりませんが)、延ばしに延ばしてきました。情報メディア室からの案内のメールと添付の(正確には指定のサイトに収納された)たくさんのファイルが不親切なような気がして、しっかり読むのが滞っていたのです(新しい語学をやって、まだ格変化くらいしか分かってないのに、仮定法/条件法の文章を読まされるような感じ)。昨夜(日)も指南書を見ながら途中までやって、なんだか分からなくなり、挫折。‥‥そもそもお仕着せで指定されたパスワードを変更しないと、現アカウントをはじめ、すべてが失効するわけだから、これは月曜に無理にでも大学に出かけて - PC持参で - 助教さんに、手取り足取りやってもらうしかないか、と絶望的な気持になったのでした。 → つづく

2019年9月24日火曜日

脅迫メール!

(一見したところ)ぼくのアカウントから発信、ぼくのアカウントへの着信で、脅迫メールが来ました。
ビットコインで(50時間以内に)$730を払い込まないと、ぼくの見た恥ずかしいサイトや写真や etc. を知友全員にバラまくぞ、というのです。
でもこりゃ下手なコドモの脅迫だな、と判断して無視し、また皆さんに告知します。

理由の1:発信時刻がすでに問題。↓
Date:25 Sep 2019 05:29:16 +1100
これでハッカーの(中継地の)時刻が日本列島のぼくのアカウントとは異なる、太平洋のどこか(日本から時差2時間の所)、ということがバレちゃった!

理由の2:英語力に問題多し。
¶まず
Subject:Security Alert. Your accounts was hacked by criminal group.
・中1レヴェルですが、もし主語が accounts なら be動詞は were でしょう。
でも、この場合なぜ複数にしなくちゃならんのか、理由はないから、正しい主語は単数で Your account; そして時制を過去にすると「今と関係ない過去の出来事」になっちゃうから、正しい動詞は現在形で is とするか、あるいは現在完了で has been かどちらかでなくちゃなりません。
by criminal group もナチュラルでない。単数形なら a という冠詞が必要。無理にでも The Criminal EX とかいう固有名詞にしてもよかったね!

¶つづいて、本文の書き出しですが
As you may have noticed, I sent you an email from your account.
・ここでも時制が問題で、ワンセンテンスのなかでは時制を一致(照合)させなくちゃいけないわけで、I sent you という過去形はありえない。I send you か I'm sending you かどちらかでしょう。

¶そしてちょっと複雑になると、構文が混乱しちゃう。
This means that I have full access to your device. . . .[中略]
This means that I can see everything on your screen, turn on the camera and microphone, but you do not know about it.
・この turn on the camera and microphone が、どう that I can see に繋がっているのか、全然不明ですね。I can see you turn on . . . なら成りたつけど。
最後の , but you do not know about it の部分も、大学生以上ならもう少し気の利いた句にできたでしょう。
つまり「犯行グループ」の英語力は、非ネイティヴないし英語国なら高校中退レヴェルで(自分と同じ程度の)不良ユーザを相手に引っかけようと企んだ、と想像されます。払込金額が730ドル(7-8万円!)というのも、あながち無理ではない実行可能な額、というので設定したのでしょうか?

理由の3:脅迫されているぼくのアダルトサイト閲覧とかそれに類似した事実はなく、こちらに暴かれて困る事実はないので、ここは強気に出ます。【クリントン大統領のホワイトハウス・スキャンダルが話題になった Windows 開闢期[1990年代!]にその関係を数度にわたって閲覧したことはありますが‥‥】
ぼくと似たメールアカウント(とくに @nifty)をお持ちの方々、同じような脅迫メールが来たら、どうぞ慌てず騒がず、だまって無視し、削除してください。
なお
If I find that you have shared this message with someone else, the video will be immediately distributed.
というのが脅迫の最後のセンテンスです(ここでも英語として正しくは anyone else でしょう!)。今後どんなヴィデオが拡散するのか、笑って期待してください!

パソコン・バッテリーの健康管理


 この夏は、全国的な猛暑、そして台風や前線の通過にともなう「線状降水帯」や「経験したことのない」ほどの強風の被害がつづいて、大変なことでした。ぼくの身の回りでも、たしかに雨や風のすごさは感じましたが、特別の被害はなく、その点は有り難かったです。
 IT関連では家族のケータイやぼくの WiMax について(その料金システムについて)いささか不審な/納得できない点は残りますが、致命的な問題というわけではない。

 そうした折に、ぼくの知己のなかでも最高の IT リテラシを誇ると思われたDくんが、大きなPCトラブルに見舞われたとのこと。
 「‥‥PCがバッテリー膨張を起こし、PC内部の入れ替え(データも一から再構築)などもありました。火災事故の一歩手前だったという訳です。四半世紀PCを使ってきましたがはじめての経験でした。」

 またこれに加えて、同じころ、TさんのPCが突然壊れたということで、「先生もお気を付けください」というメールをもらっても、いったい、どう気をつければ良いのだろう?
 近年は(以前と違って)毎夜、仕事終わりには電源をシャットしていますし、
充電バッテリーに過剰な負担をかけないよう、常時コンセントに接続はせず
また100%に達したら電源からはずして使用する、
とかいった心がけ程度かな。

 Dくんからは、折り返し、
「ノートパソコンの場合、スイッチを切っていても、ACアダプタにつなげているだけでバッテリーに負荷がかかっているのだと思います。ノートパソコン(そのほかスマートフォンなどバッテリーに接続させる機器はすべて)はACから外すことも必須なのだろうと。
 実のところ、同系列の MacBook Proではバッテリー問題ですでにリコールがあり、一部の航空会社は当該機種の機内持ち込みを禁止しています。‥‥」

 マックではないぼくとしては、Windows系で検索して、こんなウェブぺージに行き当たりました。
https://panasonic.jp/cns/pc/appli/workstyle/pc_knowledge/battery.html

こんなことが書いてある。↓ <こちらはぼくのコメント>
¶買ったままの初期状態でノートパソコンを使っていると、バッテリー残量が分かるとはいえ、作業内容によっては急速にバッテリーを消費することもあります。モバイルワークや移動が多いビジネスマンにとっては、作業する環境や時間を考えた電源管理が重要です。
<ビジネスマンならぬ知的生産者にとっても当てはまりますね!>
1. 画面の輝度を下げる
 輝度とは画面の光の明るさのこと。画面が明るすぎるとバッテリーの消費も大きくなるので、周りの明るさに合わせて適切な輝度に調整しましょう。

2. 不要なUSB機器を外す
 プリンターや外付けハードディスクなどを電源オンの状態で常時接続しているとパソコンのバッテリーを消耗するので、使用時以外は外しておくのがベスト。

3. 使わないアプリを終了する
 マルチタスクで多くのアプリを立ち上げていると、バッテリーの消費が大きくなりがちに。使わないアプリはこまめに終了させましょう。
<こまめに終了させるというより、そもそも使わないアプリは Uninstall してスッキリするのが一番。>

¶<さらには根本的な考えかた、というか、だいじなノウハウですが:>
【バッテリーを長持ちさせる3つのポイント】↓
1. なるべくバッテリーを低い温度で管理する
 バッテリーを高温の状態で使い続けてしまうと劣化するスピードを早めてしまいます。 しっかりと排熱・冷却し、なるべく低い温度で使うようにしましょう。

2. バッテリーの充電回数をなるべく減らす
 バッテリーは充電を頻繁に行うと劣化するスピードが速くなります。充電回数をなるべく抑え、パソコンを長時間使用しないときはACアダプターを外しましょう

3. 使用状況に合わせてバッテリーを変更する
 ひとつのバッテリーを使い続けるのではなく、状況に応じて複数のバッテリーを使い分けましょう。バッテリーへの負担も少なく、持ち運びも快適になります。

→ こういうことって、常識にしたいですね!

 じつは、もっとも肝要なのは、PCよりもそれを使うご本人の健康状態です。
 お互いに、もう馬力だけで勝負するのでなく、質を大切に、良き人生を歩みましょう。

2018年4月23日月曜日

「られりろる」の入力

 先にも記した「られりろる」の入力というのは、こういう問題です。
一太郎ユーザは「ロンドン」とか「リスト」とかを入力する場合に、既成(デフォールト)モードでは rondonn とか risuto などと入力します。この(わざわざ L と R を間違って入力しなくちゃならない)ことで、不愉快極まる思いをしていませんか? 中学以来の L と R の区別、これがようやく苦労なくできるようになったあなたには、耐えがたい/屈辱的な感覚ですね。これを解決するには、
一太郎画面のテンプレートから
「ツール」 → 「オプション」 → 「入力モード設定」
とクリックして進むと、「ATOKプロパティ」という画面になります。
この画面で → 「キー・ローマ字・色」というタグをクリックすると
→ 「ATOK ローマ字カスタマイズ」
というぺージに入ります。ここで「設定一覧」をドンドン下へ行って、
下の写真の該当部分の「ローマ字」・「かな」の対応関係を変えればよいのです。
一太郎で悪さをしているのは L です。半死の L を本来の仕事をすべく、生き返らせましょう。
デフォールトの「設定一覧」で定められた
(la, le, li, lo, lu) → 小文字の(ぁ, ぇ, ぃ, ぉ, ぅ)
をば、
(la, le, li, lo, lu) → 通常の(ら, れ, り, ろ, る)
へと設定し直せば、すべて解決。
さらに、(lya, lye, lyi, lyo, lyu) → (ゃ, ぇ, ぃ, ょ, ゅ)をば、
(lya, lye, lyi, lyo, lyu) → (りゃ, りぇ, りぃ, りょ, りゅ)
へと設定すれば、明快になります。
かな小文字には l でなく x を添える方式がすでに設定されているので、問題は派生しません。

こうした結果、豊かで爽快な一太郎の沃野が拡がります。普通の単語登録に加えて、たとえば

 lo → ロンドン
 lago → ラテン語
 list → リスト
 ris → 立正大学

さらには『』(二重カギ)を出す煩わしさを解決し、また「し」 → 「史」への変換を一発で決めるために、
 riss → 『立正史学』
 s → 史

漢字変換・日本語作文で「一対一」対応の変換が効くというのは、爽やかで気持いいですよ!
もっと調子に乗って、「短縮読み」で
 141 → 東京都品川区大崎4-2-16
 iokou → 『イギリス史10講』
 iwanami → (岩波書店、)  この()と「、」のあるなしが書誌を記すとき、全然ちがってきます!
 kk → 近藤 和彦       わざと半角空けています!
 uk → 連合王国
 usa → アメリカ合衆国
 8c → 18世紀
 wp → ワープロ       
といった(それ以上、もっとすごい)快速のアクロバットもできます!

なお辞書登録にあたって、ワープロやメール、ローマといった、音引(ー)のためにブラインドタッチの両手の位置を浮遊させるのは、可能なかぎり避ける、というキーボード入力の鉄則も考慮しています。

こうして鍛えあげたATOKを使いこなすと、それ以外の日本語変換がバカみたいに見えてきます。振り返ると、ワープロ専用機「文豪」から、、ATOK、そして秀丸エディタの世界へと導いてくださったのは、1990年代の安成さん(と佐々木さん)でした。ご恩は忘れません。ありがとうございました。

2018年4月22日日曜日

Internet Explorer ではこのぺージは表示できません

 花も新緑もとてもテンポが早くて、味わう暇もない!

 31日に立正大学から French leave でも filer à l'anglaise でもなく、日本的に挨拶して辞去し、荷も撤収したのが11日(水)、大学院の最初の授業の日でした。そこまでは遅めながら何とか進んでいたのですが、じつは、その翌12日の午後に、なんと2009年からずっと付き合ってくれていた富士通の FMV D5270 ですが、その Internet Explorer がついに働かなくなったのです。
富士通の名誉のためにいえば、その本体は9年物で、老体ながらも、なお堅実に仕事をしています。東大生協で購入した2009年初から、比較的安くて問題のないデスクトップ・マシーンでした。 写真の右端、こんな環境で駆使していました。 

 PCに通じた方なら、たとえ IE がダメでも他のブラウザがあるではないか、とお思いでしょう。問題はそんなことではなく、Google Chrome については既に数ヶ月どころか1年以上前から作動しません。おそらく根本は OS なのです。購入したとき、本来は Windows Vista だったのですが、XP に慣れ親しんでいたし、そちらにダウングレイドして使うのが、当時の多くのハードユーザの嗜好で、ぼくもそうしました。
 では先年、MS がXPの更新を止めてからどうしていたのか?
慎重に手動で Microsoft Security Essentials の更新を続け、他のPC(いずれも Windows 10 です)と併用していました。そんな危ないことを‥‥という方が多いでしょうが、じつは(目を付けられていないかぎり)大丈夫。日本語のメールで正確な文章が必要なときには、こちらのXPで;大事な用件で間違いなくインターネット・アクセスしなくてはならない折には Windows 10 の端末で、といった二本立てでした。
それだけ FMV は BenQ の大きなモニタ、Sanwa のスリムで白いキーボードと相性がよく、なにより年季をかけて鍛え上げた一太郎および秀丸(いずれもATOKで動きます)が軽快に反応してくれました。もしや一太郎(ATOK)と相性が悪いのかもしれない? Windows 10 では、文章の作成中に苛つくこともありました。

 といった最近年の経過をへて、ついにインターネット接続を完全に拒否されたのが12日(木)。一日置いて再び試みても、事態は変わらず。
  Internet Explorer ではこのぺージは表示できません
というメッセージがでて止まります。
 とはいえ、これは想定内のことですから、Windows 10 のマシーンは2台(Surface Pro も含めれば、計3台)待機していました。

 早速に解決しなくてはならなかったのが、一太郎・秀丸(ATOK)と 10 のマシーンとの相性問題。これはそれぞれ最新の「一太郎 2018」および「秀丸 ver.8.79」に更新してみたら、あっけなく解決。例の「られりろる」の入力方式を修正したうえで、辞書を日夜きたえるという課題は残りますが、これは淡々と進めるしかありません。既存の「一太郎 創2011」からは自動的に資産継承してくれるようです。

 といったことで、また家庭の事情も加わり、この数日間、インフラ整備にテマヒマとられました。結局のところ、9年勤続の FMV D5270 は栄誉の現役退任ということで、これからは、オフラインの作文と HDDのデータ倉庫がお仕事ということになります。

2016年11月9日水曜日

札つきトランプ

驚きました。みなさんもそうでしょう。

Trump triumphs, and Clinton is let down.

6月23日のイギリスと同様に、アメリカのような先進的な大衆社会で、このような衆愚政治がおこなわれている。共和党がこんな男を大統領候補にして、好き勝手にやらせるしかなかったこと(会社社長ならOKでしょう);民主党がこれだけ嫌われ、政治センスの欠けた女に任せるしかなかったこと(優等学生とか弁護士とかならOKだとしても)。
アメリカの政党政治、そして民主主義に暗雲が差しています。むしろ世界的な暗雲です。

人民 対 エリート、といった構図をマスコミが大きく書き立てて人気を博するなんて、健全なわけがない。Two nations(『イギリス史10講』pp.212-3).19世紀のディズレーリ以来の政治の課題、解決すべき問題です。Politics そして政治社会が復権すべき時です(『礫岩のようなヨーロッパ』p.10)。

同時に、こうした接戦の場合のマスコミの報道および世論調査について、6月のイギリス、11月のアメリカと、これだけハズレが続くと、信頼されなくなるのではないか。はたしてこれまでの投票行動の予測手法が妥当なのか。大衆社会、SNS社会に対応できないのかもしれない。

2015年9月7日月曜日

Windows 10 へのアプグレード

土曜の夜のことでしたが、「案ずるより産むは易し」。
(予約だけは以前に済ませていましたが)何もトラブルなしで、開始して1時間(?)。じつは他のことをしながらの作業でしたので、画面をつねに見ていたわけではなく、それ以前に終了していたのかもしれません。
「数回 再起動します」
というメッセージが途中にあり、実際、何度も再起動していたようですが、Windows XP におけるように再起動のたびにpwを入力する手間はなく、機械的=自動的に「最後の処理をしています」まで進行しました。

心配していたのは、これまですでに蓄積していたソフトおよびデータ(ファイル)の保存と再構築‥‥というOS変更に付随する手間でした。そのために『日経 PC21』10月号〈Windows 10 アップグレード完全ガイド〉も買い込み、外部メディアも用意して臨んだのに、そうした支障や作業はありませんでした。拍子抜け。一番最後に「簡単起動」でのみ、pw入力が求められましたが。そして、心配していた「一太郎2011創」や「秀丸エディタ」といった旧ソフトウェア【今ではアプリと言うんですか?】も生きていて正常に使えました!
OS の変更(移行=引越)というより、あたかも同じOSのなかの「大事な更新サーヴィス」のような感じです。

遡って、先週までの現状を申しますと、わが3台のPC(自宅、Office、SSDノート)は、2014年春の XPの更新サーヴィス停止いらい、Microsoft Security Essentials 更新プログラムで生き延びていた、勤続6年ないし7年のヴェテランです。
大学の部屋にあるお仕着せの Windows 7、そして個人保有の機動的に持ち歩くべきウルトラブック(Windows 8.1)とぼくは相性悪く、必要に迫られないと使わないという不便きわまりない現状でした。
じつは12年前から居住する自宅の有線LAN 環境が良いので、無線のルータさえ去年まで入れずに過ごしていました! 去年秋のスウェーデン・デンマーク・ロンドンで借用した iPad 初体験、そして暮れのスマホ(Xperia)導入がなかったら、まだ wireless に転向していないかもしれない。
もっぱら思考し執筆し推敲するときは、インタネットに接続していなくても stand-alone で仕事できる(そのほうがメールも見ずに集中できる)という考え方だったのです。

今回アプグレードした Windows10 の画面は、ほとんど XPのそれに近く、物書き/考える人には懐かしいものです。ようやく、これにて XP はお役ご免。とはいえ、そのハードディスクは危機対応記憶装置として、そして時折は気分を変えての文章作成機(ワープロ専用機?)としてまだまだ働いてもらいます。
今週からの現有デヴァイスは、XPのままの物が3台、アプグレードしたWindows 10 が2台、スマホ(Xperia)が1台、となります。

2014年4月7日月曜日

XPの更新サポート終了後は‥‥


マイクロソフト社からは「2014年4月8日の Windows XP のサポート終了後、Microsoft はマルウェアから PC を保護するための Windows XP 用のセキュリティ更新プログラムを提供しません。」と繰りかえし言われています。マスコミも、ここまでは繰りかえし報道しています。

しかし、ぼくのように MS-DOS 以来の(ほとんど25年にわたる)ユーザの気持は、そんなにも忠良なユーザを冷淡に扱って許されるのか、無責任ではないか、というものです。

そもそも遊びにPCを使っているわけではないので、情報の交信と、書くための道具として、確実で信頼性のあるものであれば十二分。タッチパネルとか AV の4D処理とかはどうでもよいのです。もしや世界中のインテリ・物書きから国際的な損害賠償を求める訴訟が起こるのではないか、と考えていました。

で、本日MS社のサイトから探しあてたウェブページは:
→ http://www.microsoft.com/ja-jp/security/pc-security/mse.aspx

これから分かったのは、
「‥‥ Windows XP のサポートが終了するときに Microsoft Security Essentials を既にインストールしている場合、一定期間、お使いの PC のマルウェアを識別するための Microsoft Security Essentials 更新プログラムを入手できます。また、一定期間、Windows Update やダウンロード センターから Windows XP 用の悪意のあるソフトウェアの削除ツールを入手することもできます。
Windows XP 用のマルウェア対策製品の更新プログラムは、完全にサポートされているオペレーティング システムへの移行が終わるまで、お使いの Windows XP PC で特定のマルウェアの検出やブロックに役立てることができます。ただし、最新のセキュリティ更新プログラムが適用されていない PC ではマルウェア対策製品の有効性が制限されるため、お使いの PC は感染のリスクがあることに注意することが重要です。」
 ということは、すなわち、こう解釈できます。Windows XP のサポートは(損害賠償請求などに対応するために)Microsoft Security Essentials で実質的に継続する;「一定期間」というのは、他のページから「2015年7月14日」までということらしい**;ただし XP のサポート終了日より以前に Microsoft Security Essentials を既にインストールしている場合にかぎる、
と。
Hirschmann の 経営学における顧客の loyalty と voiceexit といった対照概念を連想しました。文句を言う(voice)客のほうが、黙って去る(exit)客より、はるかに大事で大切にすべき人びとなのです。マイクロソフト社さん、肝に銘じてね。

** http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2014/04/03/eos-summary-windows-xp-office-2003.aspx より: このページの最後に近い Q&A を見てください。
→ 「サポート終了日までに完全に移行を完了できないというお客様が複数(!)いらっしゃる状況を考慮し、Windows XP に対するマルウェア対策ソフトの定義ファイルおよびエンジンのアップデートについては、2015年7月14日 (米国時間) まで継続します。
※対象製品:<中略>‥‥Microsoft Security Essentials (MSE)
この決定は、あくまでも、移行に猶予期間が必要なお客様の状況を考慮した上での決定であり、Windows XP の利用を推奨するものではありません。」
 

2012年11月4日日曜日

at u-tokyo.ac.jp !?

こんな阿呆なメールが来た。いま話題のなりすましメールで、
一瞬 @u-tokyo.ac.jp (東大)から来たかのように見える。
IPアドレスも [133.11.‥‥]と本郷的。
わが警察庁だったら、ただちにこれを東大本郷発とみなすのだろうか。
だが、そもそも

1) 東大のサーヴァは必ず @ と u-tokyo.ac.jp の間に l.とか waka.とか部局名が入る。

2) 日本人宛に下手な英文でメールを出したりしない。

3) けっしてメール返信で E-MAIL ADDRESS: USERNAME: PASSWORD:
といった入力を求めたりしない。

4) ヘッダを見れば明白だが、bilkent.edu.tr(ってどこ?)を中継しているし、

5) 万が一にも返信すると Reply-To: hku_techie@msn.com へ繋がる。

といったわけで、少しでも東大に関係ある皆さん、返信しちゃダメですよ!

〈以下に引用しますが、個人情報的なポイントだけ‥‥に替えます。〉
Return-Path : acct.auth@u-tokyo.ac.jp        ← 作為のアカウント
Received : from l.u-tokyo.ac.jp (bun-fw.l.u-tokyo.ac.jp [133.11.‥‥])
by lsw7.l.u-tokyo.ac.jp (Postfix) with ESMTP id 0360B6C2D3
for ‥‥ ; Sun, 4 Nov 2012 03:11:40 +0900 (JST)
Received : by ispinoz.bcc.bilkent.edu.tr (Postfix, from userid 12346)
id 6631633A2276; Sat, 3 Nov 2012 20:09:32 +0200 (EET) ← どこでしょう?
Received : from newmail.bilkent.edu.tr (unknown [192.168.10.218])
by ispinoz.bcc.bilkent.edu.tr (Postfix) with ESMTP id 4734233A2272;
Sat, 3 Nov 2012 20:09:32 +0200 (EET)
Received : from 210.187.178.44(SquirrelMail authenticated user gulsahd@bilkent.edu.tr)by newmail.bilkent.edu.tr with HTTP; Sat, 3 Nov 2012 20:09:32 +0200
Date : Sat, 3 Nov 2012 20:09:32 +0200
Subject : Notification: Re-validate your email
From : "u-tokyo.ac.jp E-mail Services"
Reply-To : hku_techie@msn.com      ← 作為のアカウント

User-Agent : SquirrelMail/1.4.22

Dear u-tokyo.ac.jp User,

To increase your storage capacity and the functions, you are required to
reply to this mail and enter your Login ID and Password in the space
provided below due to the fact that we are about to carry out maintenance
and increment of storage capacity on our web-mail services/account within
the next 72 hours.

Failure to do this within 72hours will immediately render your email
account deactivated from our database.    どうぞそうしてね!

FULL NAME:
E-MAIL ADDRESS:
USERNAME:
PASSWORD:
CONFIRM PASSWORD:

Your Account can also be verified via our Web-mail Link before the
information are sent.

Thank you for using u-tokyo.ac.jp Email Services.

Yours in Service,
© u-tokyo.ac.jp E-mail Services

2011年11月21日月曜日

WiMax 開通!

恥ずかしながら、これまで無線(モバイル)接続というのを自分でやったことがなかったのですが、‥‥昨日から本日にかけて、ようやく開通。大学にも自宅の各室にも LAN 端末があり、安定した高速接続の保障された場所でのみ仕事をしていたぼくとしては、ワイヤレス環境への対応の必要がほとんどなく、今ごろ東大生協の WiMax キャンペーンに乗ってようやく試行したというわけです。
 じつは何年か前に、無線 LAN 接続を試みようとして、当時のK助手にぼくの機器の古さを笑われたことがありました。 → http://kondo.board.coocan.jp/?m=listthread&t_id=515
今回も2年前の最新鋭機 Dynabook RX2 ですが(わざわざ XP SP3 にダウングレイドしています)、これに WiMax のUSBを差し込んで、恐る恐る試みました。
 土曜の自室では電波が弱いのか強雨のせいか、たいへん遅い、というより「接続中」が永遠につづく‥‥。南側のリヴィングに移っても‥‥。
 今日、日曜、秋景色の本郷でなぜか京都や福岡の人に遭遇しつつ、オフィスで同じことを試みると、何かの拍子にうまくいって--というより、じつは昨日から「接続中」で OK だったのだ!と認識--「無料お試しキャンペーン」の申込ページに変わりました。どうせダメか‥‥などと案じながらやってると何事もうまくいかない。「君に足りないのはコンフィデンスだよ」などとある卒論学生に言って励ましたばかり‥‥。
 WiMax って案外、支障なく働くんですね。だからといって別に地下鉄や路上でも活用、などと考えている訳じゃなく、来4月から環境が変わりますので、その対策の一つに過ぎません。

2011年10月22日土曜日

【危険なリンク 2つ】

このページをご覧の皆さまには被害がなかったことを望みますが、
公開されていないログイン → ダッシュボード画面に「トラフィック」という欄があり、そこに嫌な感じのリンクが2つ張られていました。
これをどうやって除去するかがわからず、当たらず触らず、過ごすしかなかったのですが、今朝みると、どちらも消えています。Google社で処置してくれたのでしょうか。
検索してみると、こうしたトラブルが世界中で広がっていたようですね。
  生兵法はケガのもと、と言いますが、
  自分で即対応できることだけ済ませ、あとは慎重に管理元の処置を待つ、
という姿勢でよいのかな。
   Don't click on the spam links!
   I didn't click on either link but, just for the record,
   I just got hit by the following 2 sites:
   http://googlecorrection。com and http://shineads。net/

2011年10月18日火曜日

【危険なサイト g・correction】

今晩、知らずにアクセスしたら、とたんに自動的にページが次から次に展開し、こちらをパニック寸前に追い込んだ悪意のサイトです。
→ //:www。google・correction。com
【微妙に全角や余分な punctuation を交ぜて加工し、このままでは動作しないようにしてあります。一見してこれに酷似したウェブサイトには、アクセスしないでください。】

 ウェブの世界で検索してみると、これの被害経験者は多いようです。
My blog is being hit by www。googlecorrection。com - help me stop this attack!
How do I stop this?

 で、そのときぼくは、とっさにどうしたか?
 対策として、動作中に電源をいじるのは危ない(HDを傷つける)と考え、まずLAN ケーブルを抜きました。PCを stand-alone にしたわけです。
それから落ち着いて、余分に開いているウェブページ右上の X をクリックして次々に閉じましたが、結局は消去しきれないページも残り、
→ [スタート] → [終了オプション] → [電源を切る]
としました(再起動ではなく)。

 頭を冷やして(不愉快感が消えてから)、仕事再開。
 これで良かったのか。識者のご助言をお願いします。

2010年8月30日月曜日

In München und Salzburg

Now in Munich, I am sorry I cannot promptly respond to incoming emails.
I cannot read Japanese either!
Also I am not accustomed to German keyboard. z & y are replaced to each other, and you do not have dele key?

2009年11月1日日曜日

秀丸メール



 ぼくが使っている mailer は「秀丸メール」というシェアウェアです。簡単明瞭、軽快でスパムなどの仕分けもしっかりやってくれて気に入っています。多言語・テキストでメールをやりとりする合理主義者だったら、手放せないでしょう。
 1990年代終わりに東大文学部でデフォルト供給されていたのは AL mail でした。簡単明瞭、軽快ではあったが、
1) 迷惑メールが増えるにつれ、文サーヴァを通りぬけてきちゃった迷惑メールを仕分けできず、かつまた
2) 正常のメールでも相手の設定次第で文字化けするケースも少なくない。
というわけで、PCを変えたのを機会に、模索したあげく、エディタ「秀丸」の仲間である「秀丸メール」にたどりついた、というわけです。
http://hide.maruo.co.jp/software/tk.html

 これにしてから1年あまり、文字化けのケースもほとんどなくなり(相手がハングルや繁字体で書いていても OK )、スパムの仕分けもしっかりやってくれます。

 ただし、注意力散漫のまま「簡単振り分け設定」を設定すると、たいへんなことになる。
たとえば今日のようにブラジル発(.br)か中国発(.cn)かよく分からないメールが
From: Krystina <kondoアットl.u-tokyo.ac.jp>
Subject: Your tutor's information
と粉飾して来信したとすると、 → あまり考えずに、特定の発信者からのメールをはじくために
From: <kondoアットl.u-tokyo.ac.jp>
はすべて「着信を知らせることなく」
+「自動的にゴミ箱へ」
と「簡単設定」してしまうと、大変。自分の発したメールはすべて受け取れないことになってしまう! 

 万が一にも、皆さんのところに
From: Krystina <kondoアットl.u-tokyo.ac.jp>
Subject: Your tutor's information
という粉飾スパムが着信してしまったとしても、「特定発信者」としてはじかないでくださいね!
 ちなみに、このメールの来歴などを調べるために本文中に指示されるウェブサイト(www. *** .cn)を慎重にクリックしてみたら → クスリのサイトに自動転送されました。

2009年10月5日月曜日

Office 2007 ライセンス認証問題

Dynabook はすばらしいのですが、インストールしたマイクロソフトの Office 2007 ライセンス認証問題に悩まされていました。2008年にNECデスクトップと同時にきちんとアカデミックパックで購入して使っていた正規製品です。
 デスクトップと携行ノートと計2台は正規にインストールし利用できる、という理解ですが、今回のようにハードディスク問題で再インストールを繰りかえしちゃった場合については、ネットで検索してみても、面倒くさそうで、うーん、と先送りにしていました。
ところが、自分はワードもアウトルックも使わなくても、大学やダレソレが添付してくる文書はワードやエクセルばかり。そのたびにメッセージの「あと何回」が減って、ついに日曜にはあと1回!!

 その日曜の晩には、わがパソコンの師古谷先生との間で、以下のようなやりとり【抜粋】がありました。

2009/10/04 19:35 Kazuhiko KONDO :
  現在、Dynabook SS RX2 TJ** というので仕事しています。
  快適なマシーンです。
  唯一の問題は、MS Office 2007 の認証に問題ありとのメッセージ‥‥。
  不正使用してるわけでは全然なく、9月のNECデスクトップ機器の不具合で、
  なんども再インストールを繰りかえしてしまったから、こちらのノートパソコンは
  想定許容回数を越えているということらしいが。

----------------------------------------
2009/10/04 22:43 daisuke.furuya :
この問題につき、すでにご覧になっているかもしれませんが、MSのホームページで情報を見出しました。

http://support.microsoft.com/kb/919895/ja
いろいろな問題が想定されるようですね。もしライセンス認証だけの問題でしたら、
LAN環境ではなく、直接電話をかけて入力する方法もあります。電話は機械対応です。

それにしましても、Dynabook SS RX2 は外見はスリムながら実にゴージャスな仕様で
すね。僕は今は完全にMacに移行してしまいましたが、IBM謹製 ThinkPadなき後、
キーボード重視派にはこれしかないかも知れません。

〈to be continued〉

2009年10月2日金曜日

ぼくの美人秘書



 9月に PC関連ではいいニュースはなかったのですが、22日にもしたためたように、
壊れたPC=NECのかわりに注文し、納品されても、AJCの終わるまでは開箱さえできなかった最新鋭の Dynabook SS RX2 という美しい逸物。ようやく20日に箱を開け、インストールし、ただちに大学および自宅で使い始めました。
 これはどうも大学生協の限定販売らしく、CPU は 1.4GHz、メモリ3GB、記憶装置はハードディスクでなく SSD で128GBです。967グラム。 薄くて美しい! 速い! 静かで熱くならない。
 Dynabook とぼくは相性がよく、じつは何を隠そう、家族のものを含めるとこれで4台目です。一番最初、2002年に三菱財団の助成をいただいたときに買った物が良かったから、その後もノートパソコンといえば第一候補は常に ダイアナならぬ Dyna でした。上の写真の右側がその最初の Dynabook SS5 です。XP で安定していたこと、Pen III 800MHz ですが、当時のノートPCとしては十分な能力。デスクトップにソニーの LX55G という、これは 1.7GHzの逸物を 同じ2002年に買ったばかりでしたから、2つのコンビで快適なPC生活が始まったわけです(とにかく ME、そして Gateway の悪夢の後でしたから、なおさら快適でした)。
 これはよく使い込みましたので、スペースキーは黒く照り輝き、A、O、N、M などは爪が当たって文字の角が剥げかかっています。5年間のうちには、ヒースロウ空港で荷の上からコンクリート床に落下させたり(一晩看病して息を吹きかえしてもらいました)、ときにはぶん殴ったり、夜間にさわれないほど熱くなったり、酷使によく耐えました。ついに昇天しましたが、感謝の意を込めて、いまでも保管しています。

 Dyna SS の利点を考えると、2つありました。
1) なにより keyboard が広く、構造が堅牢で、薄く美しい。というのでどこに出かけるにも一緒。モバイルパソコンは、小さいことではなく、薄くて軽いことこそが重要だと信じます。どうせ鞄の中ではA4の書類にはさまれて移動するのです。パナソニックの Lets Note に触れるたびに、よくまぁ世間の人々はこんなに狭いキーボードで文章入力ができるな、と感心します。
 ところがしばらく前、IBM の ThinkPad が市場から消えたころから Vaio や Lets Note の攻勢で、またごく最近は廉価でおもちゃみたいなシロモノの流行で、正統派のキーボード重視の商品が青息吐息でした。大学生協の店頭で見るかぎり、東芝という会社も Dynabook というブランドも積極性を失ったかと心配になることもありました。それが今年から再び盛り返しつつあるかに見えます。

 新鋭機は上の写真の左側です。15センチの定規を置きましたが、Z の左端から B の右端までちょうど95mmです。すなわち一つのキー当たり19mmという原則が厳守されて、しかも Lets Note のような縦方向の圧縮(纏足みたい!)もなく、文字入力する使い手のことを考えた構造です。上端に一部の見えるデスクトップのキーボードと比べて、各キーの大きさは変わりません。
 to be continued.