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2019年9月24日火曜日

脅迫メール!

(一見したところ)ぼくのアカウントから発信、ぼくのアカウントへの着信で、脅迫メールが来ました。
ビットコインで(50時間以内に)$730を払い込まないと、ぼくの見た恥ずかしいサイトや写真や etc. を知友全員にバラまくぞ、というのです。
でもこりゃ下手なコドモの脅迫だな、と判断して無視し、また皆さんに告知します。

理由の1:発信時刻がすでに問題。↓
Date:25 Sep 2019 05:29:16 +1100
これでハッカーの(中継地の)時刻が日本列島のぼくのアカウントとは異なる、太平洋のどこか(日本から時差2時間の所)、ということがバレちゃった!

理由の2:英語力に問題多し。
¶まず
Subject:Security Alert. Your accounts was hacked by criminal group.
・中1レヴェルですが、もし主語が accounts なら be動詞は were でしょう。
でも、この場合なぜ複数にしなくちゃならんのか、理由はないから、正しい主語は単数で Your account; そして時制を過去にすると「今と関係ない過去の出来事」になっちゃうから、正しい動詞は現在形で is とするか、あるいは現在完了で has been かどちらかでなくちゃなりません。
by criminal group もナチュラルでない。単数形なら a という冠詞が必要。無理にでも The Criminal EX とかいう固有名詞にしてもよかったね!

¶つづいて、本文の書き出しですが
As you may have noticed, I sent you an email from your account.
・ここでも時制が問題で、ワンセンテンスのなかでは時制を一致(照合)させなくちゃいけないわけで、I sent you という過去形はありえない。I send you か I'm sending you かどちらかでしょう。

¶そしてちょっと複雑になると、構文が混乱しちゃう。
This means that I have full access to your device. . . .[中略]
This means that I can see everything on your screen, turn on the camera and microphone, but you do not know about it.
・この turn on the camera and microphone が、どう that I can see に繋がっているのか、全然不明ですね。I can see you turn on . . . なら成りたつけど。
最後の , but you do not know about it の部分も、大学生以上ならもう少し気の利いた句にできたでしょう。
つまり「犯行グループ」の英語力は、非ネイティヴないし英語国なら高校中退レヴェルで(自分と同じ程度の)不良ユーザを相手に引っかけようと企んだ、と想像されます。払込金額が730ドル(7-8万円!)というのも、あながち無理ではない実行可能な額、というので設定したのでしょうか?

理由の3:脅迫されているぼくのアダルトサイト閲覧とかそれに類似した事実はなく、こちらに暴かれて困る事実はないので、ここは強気に出ます。【クリントン大統領のホワイトハウス・スキャンダルが話題になった Windows 開闢期[1990年代!]にその関係を数度にわたって閲覧したことはありますが‥‥】
ぼくと似たメールアカウント(とくに @nifty)をお持ちの方々、同じような脅迫メールが来たら、どうぞ慌てず騒がず、だまって無視し、削除してください。
なお
If I find that you have shared this message with someone else, the video will be immediately distributed.
というのが脅迫の最後のセンテンスです(ここでも英語として正しくは anyone else でしょう!)。今後どんなヴィデオが拡散するのか、笑って期待してください!

パソコン・バッテリーの健康管理


 この夏は、全国的な猛暑、そして台風や前線の通過にともなう「線状降水帯」や「経験したことのない」ほどの強風の被害がつづいて、大変なことでした。ぼくの身の回りでも、たしかに雨や風のすごさは感じましたが、特別の被害はなく、その点は有り難かったです。
 IT関連では家族のケータイやぼくの WiMax について(その料金システムについて)いささか不審な/納得できない点は残りますが、致命的な問題というわけではない。

 そうした折に、ぼくの知己のなかでも最高の IT リテラシを誇ると思われたDくんが、大きなPCトラブルに見舞われたとのこと。
 「‥‥PCがバッテリー膨張を起こし、PC内部の入れ替え(データも一から再構築)などもありました。火災事故の一歩手前だったという訳です。四半世紀PCを使ってきましたがはじめての経験でした。」

 またこれに加えて、同じころ、TさんのPCが突然壊れたということで、「先生もお気を付けください」というメールをもらっても、いったい、どう気をつければ良いのだろう?
 近年は(以前と違って)毎夜、仕事終わりには電源をシャットしていますし、
充電バッテリーに過剰な負担をかけないよう、常時コンセントに接続はせず
また100%に達したら電源からはずして使用する、
とかいった心がけ程度かな。

 Dくんからは、折り返し、
「ノートパソコンの場合、スイッチを切っていても、ACアダプタにつなげているだけでバッテリーに負荷がかかっているのだと思います。ノートパソコン(そのほかスマートフォンなどバッテリーに接続させる機器はすべて)はACから外すことも必須なのだろうと。
 実のところ、同系列の MacBook Proではバッテリー問題ですでにリコールがあり、一部の航空会社は当該機種の機内持ち込みを禁止しています。‥‥」

 マックではないぼくとしては、Windows系で検索して、こんなウェブぺージに行き当たりました。
https://panasonic.jp/cns/pc/appli/workstyle/pc_knowledge/battery.html

こんなことが書いてある。↓ <こちらはぼくのコメント>
¶買ったままの初期状態でノートパソコンを使っていると、バッテリー残量が分かるとはいえ、作業内容によっては急速にバッテリーを消費することもあります。モバイルワークや移動が多いビジネスマンにとっては、作業する環境や時間を考えた電源管理が重要です。
<ビジネスマンならぬ知的生産者にとっても当てはまりますね!>
1. 画面の輝度を下げる
 輝度とは画面の光の明るさのこと。画面が明るすぎるとバッテリーの消費も大きくなるので、周りの明るさに合わせて適切な輝度に調整しましょう。

2. 不要なUSB機器を外す
 プリンターや外付けハードディスクなどを電源オンの状態で常時接続しているとパソコンのバッテリーを消耗するので、使用時以外は外しておくのがベスト。

3. 使わないアプリを終了する
 マルチタスクで多くのアプリを立ち上げていると、バッテリーの消費が大きくなりがちに。使わないアプリはこまめに終了させましょう。
<こまめに終了させるというより、そもそも使わないアプリは Uninstall してスッキリするのが一番。>

¶<さらには根本的な考えかた、というか、だいじなノウハウですが:>
【バッテリーを長持ちさせる3つのポイント】↓
1. なるべくバッテリーを低い温度で管理する
 バッテリーを高温の状態で使い続けてしまうと劣化するスピードを早めてしまいます。 しっかりと排熱・冷却し、なるべく低い温度で使うようにしましょう。

2. バッテリーの充電回数をなるべく減らす
 バッテリーは充電を頻繁に行うと劣化するスピードが速くなります。充電回数をなるべく抑え、パソコンを長時間使用しないときはACアダプターを外しましょう

3. 使用状況に合わせてバッテリーを変更する
 ひとつのバッテリーを使い続けるのではなく、状況に応じて複数のバッテリーを使い分けましょう。バッテリーへの負担も少なく、持ち運びも快適になります。

→ こういうことって、常識にしたいですね!

 じつは、もっとも肝要なのは、PCよりもそれを使うご本人の健康状態です。
 お互いに、もう馬力だけで勝負するのでなく、質を大切に、良き人生を歩みましょう。

2012年4月15日日曜日

立正大学 史学科

こんなところです。
 場所:JR「大崎」あるいはJR「五反田」下車です。↓
http://www.ris.ac.jp/guidance/cam_guide/osaki.html立正大学HPには「JR大崎駅と五反田駅から徒歩5分」と記されていますが、それは慣れた人が速歩で無駄なく歩いた場合。たしかに交通至便ですが、初めての人なら10分近くは見ておいたほうがよいでしょう。山手通り(長らく工事中)の西側の斜面に位置します。

 同僚はこんな皆さんです。お写真もどうぞ ↓
http://risweb2.ris.ac.jp/faculty/letters/sigakuka/kyoin.html

2011年11月21日月曜日

WiMax 開通!

恥ずかしながら、これまで無線(モバイル)接続というのを自分でやったことがなかったのですが、‥‥昨日から本日にかけて、ようやく開通。大学にも自宅の各室にも LAN 端末があり、安定した高速接続の保障された場所でのみ仕事をしていたぼくとしては、ワイヤレス環境への対応の必要がほとんどなく、今ごろ東大生協の WiMax キャンペーンに乗ってようやく試行したというわけです。
 じつは何年か前に、無線 LAN 接続を試みようとして、当時のK助手にぼくの機器の古さを笑われたことがありました。 → http://kondo.board.coocan.jp/?m=listthread&t_id=515
今回も2年前の最新鋭機 Dynabook RX2 ですが(わざわざ XP SP3 にダウングレイドしています)、これに WiMax のUSBを差し込んで、恐る恐る試みました。
 土曜の自室では電波が弱いのか強雨のせいか、たいへん遅い、というより「接続中」が永遠につづく‥‥。南側のリヴィングに移っても‥‥。
 今日、日曜、秋景色の本郷でなぜか京都や福岡の人に遭遇しつつ、オフィスで同じことを試みると、何かの拍子にうまくいって--というより、じつは昨日から「接続中」で OK だったのだ!と認識--「無料お試しキャンペーン」の申込ページに変わりました。どうせダメか‥‥などと案じながらやってると何事もうまくいかない。「君に足りないのはコンフィデンスだよ」などとある卒論学生に言って励ましたばかり‥‥。
 WiMax って案外、支障なく働くんですね。だからといって別に地下鉄や路上でも活用、などと考えている訳じゃなく、来4月から環境が変わりますので、その対策の一つに過ぎません。

2011年10月22日土曜日

【危険なリンク 2つ】

このページをご覧の皆さまには被害がなかったことを望みますが、
公開されていないログイン → ダッシュボード画面に「トラフィック」という欄があり、そこに嫌な感じのリンクが2つ張られていました。
これをどうやって除去するかがわからず、当たらず触らず、過ごすしかなかったのですが、今朝みると、どちらも消えています。Google社で処置してくれたのでしょうか。
検索してみると、こうしたトラブルが世界中で広がっていたようですね。
  生兵法はケガのもと、と言いますが、
  自分で即対応できることだけ済ませ、あとは慎重に管理元の処置を待つ、
という姿勢でよいのかな。
   Don't click on the spam links!
   I didn't click on either link but, just for the record,
   I just got hit by the following 2 sites:
   http://googlecorrection。com and http://shineads。net/

2011年10月18日火曜日

【危険なサイト g・correction】

今晩、知らずにアクセスしたら、とたんに自動的にページが次から次に展開し、こちらをパニック寸前に追い込んだ悪意のサイトです。
→ //:www。google・correction。com
【微妙に全角や余分な punctuation を交ぜて加工し、このままでは動作しないようにしてあります。一見してこれに酷似したウェブサイトには、アクセスしないでください。】

 ウェブの世界で検索してみると、これの被害経験者は多いようです。
My blog is being hit by www。googlecorrection。com - help me stop this attack!
How do I stop this?

 で、そのときぼくは、とっさにどうしたか?
 対策として、動作中に電源をいじるのは危ない(HDを傷つける)と考え、まずLAN ケーブルを抜きました。PCを stand-alone にしたわけです。
それから落ち着いて、余分に開いているウェブページ右上の X をクリックして次々に閉じましたが、結局は消去しきれないページも残り、
→ [スタート] → [終了オプション] → [電源を切る]
としました(再起動ではなく)。

 頭を冷やして(不愉快感が消えてから)、仕事再開。
 これで良かったのか。識者のご助言をお願いします。

2010年10月14日木曜日

新 刊



『イギリス史研究入門』(山川出版社)、ようやく見本を手にしました。まだ糊付けの乾いていない状態の写真を14日に載せましたが、それはあまりにひどかったので、16日、端正なものに入れ替えました。なにしろ菊地信義さんの装丁です。

 奥付は 10月15日 1版1刷 発行 となっていますが、実際に全国の書店に並ぶのは20日だそうです。
 ノンブルを打ってないページも加えると viii+412 pp. これで2500円+税というのは安い。出版社としては、しっかり売って元をとろうということでしょうね。
編集会議が始まったのは 2006年の科研費を申請する前でしたから、結局、何年がかりでしょう。


 皆さんの手元に行きわたったら、メリットと問題点など、おいおい討論しましょう。

2010年9月23日木曜日

Salzburg-Wien-Praha

この9月には(も)いろんなことが続いたので、Catholic Europe の大旅行が大過去のことになってしまいそうですが、そうしないために--


 【写真をクリックしてくださいな 】ザルツブルク(イギリス人にいわせればサルツバーグ)では「フニクラ」(!)で城に上ったらそれまで雨模様の空が晴れて、はるかにアルプスの氷河が望めました。モーツァルトの場合は、これをみて旅心を誘われたでしょう。氷河も向こうにはイタリア。「この街を出よう、大司教のもとから離れよう」と決めたときにも、やはりこの風景を見つめていたのか‥‥それは知りません。

 ウィーンは大都会なので、もっとゆっくりしないと見尽くせないな、と思いながら、それにしても美術史博物館はハプスブルク家の威信をかけた、圧倒的な知と美の殿堂。

ここで画学生(?) が模写しているのは、ブリューゲルの「謝肉祭と大斎節との争い」(『民のモラル』pp.230-1)でした。ぼくも絵心があるなら、1週間くらいかけて模写したいくらい不思議な迫力にみちた、構成的な絵です。
 木曜夜は9時まで開館ということで、館内のすばらしいホールでディナーをいただきました。

 プラハ城では 1618年、窓外放擲事件の現場をみて満足し、城の敷地内に、別料金で入る Lobkowicz Palace についてはパスしようかな、と思いながら下のカフェに入ってビールを飲みました。そこで思いがけず一つのビラを目にすることがなかったら、Lobkowicz に入ってカナレットの「ロンドン市長就任式の水上パレード(テムズから望む聖ポール)」に遭遇することはなかったでしょう。これは『江戸とロンドン』p.230の原画です。


これを contingency というのか、天の配剤(oeconomy)というのか。思ってたより、ずっと大きな絵。

 そもそもジェイムズ6世=1世の姫エリザベスは、ファルツ選帝侯フリードリヒに嫁するんだから、ブリテン内戦(イギリス革命)・ヨーロッパ大戦(30年戦争)の観点からも、この辺はきちんと観察しておかねばならないことでした。反省。

2010年7月4日日曜日

『人文学への接近法  西洋史を学ぶ』



こんな本を手にしました。すばらしい!
『人文学への接近法:西洋史を学ぶ』(京都大学学術出版会、2010)
基本的には大学1・2年生向けに、副次的には彼らを相手にしている大学教師向けに作られたのでしょうが、正攻法でしっかり学問の入口の案内をしたうえに、さらにコラムでは
「Q 西洋史学といっても、フランスやドイツの本場の研究者の真似なんでしょう?
A はい、真似です‥‥」
とか
「Q 大学院に進んで研究者を目指して、しかも何年も海外留学をして、それで、ちゃんと大学に就職できるのでしょうか」
とか
「Q 西洋史学の専門研究をして論文を書いても、読む人なんていないのではないですか」
といったフランクな対話の糸口も設けられていて(関西だからこそ?)、これはすごい。

服部・南川・小山・金澤といった京大西洋史の4先生の編集になる「熱意」あふれる、協力の産物。留学体験記や各方面に就職している京大出身者の声もあって、大学3・4年の、とりわけ大学院を志望する学生の must かもしれない。2000円なり。

後半に挙がっている「文献案内」は基本的に日本語の本に限られるが、しかし
「どの本も、各節の執筆者が膨大な読書経験の中から選りすぐった良書揃いで、ハズレは一冊もないと自負している」とのこと。 たしかにこれまでの類書とは「腰の入れかた」が違う本のような気がします。
‥‥というわけで、皆さん、まだなら是非。