2009年10月2日金曜日

ぼくの美人秘書



 9月に PC関連ではいいニュースはなかったのですが、22日にもしたためたように、
壊れたPC=NECのかわりに注文し、納品されても、AJCの終わるまでは開箱さえできなかった最新鋭の Dynabook SS RX2 という美しい逸物。ようやく20日に箱を開け、インストールし、ただちに大学および自宅で使い始めました。
 これはどうも大学生協の限定販売らしく、CPU は 1.4GHz、メモリ3GB、記憶装置はハードディスクでなく SSD で128GBです。967グラム。 薄くて美しい! 速い! 静かで熱くならない。
 Dynabook とぼくは相性がよく、じつは何を隠そう、家族のものを含めるとこれで4台目です。一番最初、2002年に三菱財団の助成をいただいたときに買った物が良かったから、その後もノートパソコンといえば第一候補は常に ダイアナならぬ Dyna でした。上の写真の右側がその最初の Dynabook SS5 です。XP で安定していたこと、Pen III 800MHz ですが、当時のノートPCとしては十分な能力。デスクトップにソニーの LX55G という、これは 1.7GHzの逸物を 同じ2002年に買ったばかりでしたから、2つのコンビで快適なPC生活が始まったわけです(とにかく ME、そして Gateway の悪夢の後でしたから、なおさら快適でした)。
 これはよく使い込みましたので、スペースキーは黒く照り輝き、A、O、N、M などは爪が当たって文字の角が剥げかかっています。5年間のうちには、ヒースロウ空港で荷の上からコンクリート床に落下させたり(一晩看病して息を吹きかえしてもらいました)、ときにはぶん殴ったり、夜間にさわれないほど熱くなったり、酷使によく耐えました。ついに昇天しましたが、感謝の意を込めて、いまでも保管しています。

 Dyna SS の利点を考えると、2つありました。
1) なにより keyboard が広く、構造が堅牢で、薄く美しい。というのでどこに出かけるにも一緒。モバイルパソコンは、小さいことではなく、薄くて軽いことこそが重要だと信じます。どうせ鞄の中ではA4の書類にはさまれて移動するのです。パナソニックの Lets Note に触れるたびに、よくまぁ世間の人々はこんなに狭いキーボードで文章入力ができるな、と感心します。
 ところがしばらく前、IBM の ThinkPad が市場から消えたころから Vaio や Lets Note の攻勢で、またごく最近は廉価でおもちゃみたいなシロモノの流行で、正統派のキーボード重視の商品が青息吐息でした。大学生協の店頭で見るかぎり、東芝という会社も Dynabook というブランドも積極性を失ったかと心配になることもありました。それが今年から再び盛り返しつつあるかに見えます。

 新鋭機は上の写真の左側です。15センチの定規を置きましたが、Z の左端から B の右端までちょうど95mmです。すなわち一つのキー当たり19mmという原則が厳守されて、しかも Lets Note のような縦方向の圧縮(纏足みたい!)もなく、文字入力する使い手のことを考えた構造です。上端に一部の見えるデスクトップのキーボードと比べて、各キーの大きさは変わりません。
 to be continued.

1 件のコメント:

近藤 さんのコメント...

〈承前〉
2) 最新鋭 Dynabook SS RX2 のもう一つの利点は、ハードディスクでなくフラッシュメモリを記憶本体に使う SSDマシーンということです。
 これをずっと待っていました。2年前に東芝などが商品化していましたが、あまりに高価で、しかも容量が小さく、実際的ではないので、じっと様子を見ていました。
 今回、9月の非常事態ということもありましたが、Dynabook SS の後継機で solid state drive、しかもDVD ドライヴ付きで1㎏未満、20万円というのは、たいへんな魅力でした。

 写真の右と左で大きく違うのは、色調。黒を基調とした旧型とは対照的に、左の白=銀色を基調とした最新鋭機。アクセスランプも輝く白で、シャープというか、クールというか、すばらしい。

 スリムで美しく頭のいい、ぼくの秘書(PA)です。大事にします。