驚きました。みなさんもそうでしょう。
Trump triumphs, and Clinton is let down.
6月23日のイギリスと同様に、アメリカのような先進的な大衆社会で、このような衆愚政治がおこなわれている。共和党がこんな男を大統領候補にして、好き勝手にやらせるしかなかったこと(会社社長ならOKでしょう);民主党がこれだけ嫌われ、政治センスの欠けた女に任せるしかなかったこと(優等学生とか弁護士とかならOKだとしても)。
アメリカの政党政治、そして民主主義に暗雲が差しています。むしろ世界的な暗雲です。
人民 対 エリート、といった構図をマスコミが大きく書き立てて人気を博するなんて、健全なわけがない。Two nations(『イギリス史10講』pp.212-3).19世紀のディズレーリ以来の政治の課題、解決すべき問題です。Politics そして政治社会が復権すべき時です(『礫岩のようなヨーロッパ』p.10)。
同時に、こうした接戦の場合のマスコミの報道および世論調査について、6月のイギリス、11月のアメリカと、これだけハズレが続くと、信頼されなくなるのではないか。はたしてこれまでの投票行動の予測手法が妥当なのか。大衆社会、SNS社会に対応できないのかもしれない。
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