2026年1月30日金曜日

高市の TACO

 ドタバタしているうちに真冬の衆院解散、総選挙! しかも、あまり思慮深くない高市政権とそれにニジリ寄るポピュリスト・単細胞諸党が勢いをもっているかに見えるのです。
 こうした政局にたいして『日経』は先週までは解散に大義なし、いわゆる「責任ある積極財政」なるものは責任なく禍根を残す、消費税を低減することに経済的効果なし、議員定員の削減案とはじつは反民主主義、‥‥と批判していました。なにより為替市場での円の極度の弱体化( → 輸入物資のインフレ → 経済すべての悪循環)を憂慮しての議論でした。
 しかし、いざ世論調査で自民党の議席増、「中道改革」の議席減が予想されると、ちょっと立ち止まって、今後の論調を再考・模索中かと見えます。大衆民主主義の世の中ですから、大新聞が大衆の意向に添う、というのは一つの知恵なのかもしれませんが、一般庶民よりは情報と(歴史的な)経験知をそなえた大新聞の論説委員なら、その「英知」を上手に見せてほしい。

 そうしたデリケートな情勢にあって、29日の夕刻に『日経』は "高市円安に転機到来 消費税減税、市場に「TACO観測」" という記事を [会員限定記事] として配信しました。 2026年1月29日 17:53
 トランプについて語られる TACO [Trump Always Chickens Out] が高市政権についても当てはまって、Takaichi Always Chickens Out. 【高市もはったりで威勢のいいことは言うが、結局は客観情勢をみて拳をおろす/現実的妥協策をとる。】
 なるほど、これは『日経』的な英知の記事かもしれません。
 有権者の側が、これを受けとめるだけの英知をもつのか、それとも反知性的で、たけだけしく単細胞の(尊王攘夷みたいな)SNSのムードに押し流されるのか。去年の兵庫県知事選や、先日の福井県知事選のような、天を仰ぐほどの事態を心配しています。
 なんだか、石破さんの冴えない(熟議の!)顔がなつかしくなります!

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