『パリと江戸 - 伝統都市の比較史へ』(山川出版社)
→ この強烈なカバー絵は、それだけでも力強く迫ります。 もちろん 吉田伸之・高澤紀恵グループの論文集。
そして
『近代イギリスと公共圏』(昭和堂)
→ こちらのカバーデザインは何を暗喩しているのか、よく分からない。p.12 の概念図と符合するのかどうか、しばらく考えこみます。 大野誠 編集の論文集。昭和堂の方針でしょうか、目次に各章の執筆者名が見えないので、じつは使いにくい。
こちらは鮮烈な議論を呈示しているというより、ハーバマス と経験主義史学の問題の立てかたの違いをおのずから明らかにしています。 たとえば ジョアナ・イニス の「イギリス史研究における公共圏概念の登場」と取り組むことによって、読者はこの発想の違いとその意味を再考せざるを得ないでしょう。
もしや、これはジョアナの論文の本邦初訳ということになりますか?
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