2010年4月10日土曜日

花と散る



「年年歳歳花相似
 歳歳年年人不同
 ‥‥(この後を忘れちゃいけない)‥‥
 まさに憐れむべし半死の白頭翁」

また同時に想起するのは、
「願はくは花の下にて春死なん、その如月の望月のころ」

古典は、説明なしで、人の心を動かします。

わが叔父(父の弟)は、シベリア抑留のあと、帰国して
松山で彼を迎えた親類全員でとった記念写真があります(ぼくはまだ赤子でした)。
勤勉に働き、老いてもなお美しい妻と二人の子を残して、この6日に亡くなりました。
享年86歳。

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