昨日の夕刊を読んでいなかったので(その暇さえなく)、今日になって知りました。亡くなるとは、驚き愕然とします。ぼくの1歳下。去年の 並木さん につづいて‥‥。
法学部の政治史教授、東大の博物館長、COEリーダーといった重責もありましたが、個人的には1990年代から15年ほど 東京書籍の企画でずっとご一緒しましたので、そちらの場面のことを想い出します。
近世ヨーロッパの「人口動態イモムシ」あるいは「人口稠密回廊」【『歴史と地理』no.554 (2002)】に関連して、もうずいぶん前ですが、全然別の現代政治学の観点から「マンチェスタ・ライン枢軸」(ライン・マンチェスタ枢軸)というコンセプトで議論なさっているのを知って、おぉ、と思ったものでした。
近世史の人口動態が、はたして20世紀の西欧型社会民主主義の場を説明しうるのかどうか、いまだ確信はありませんが、しかし、もっと調べるべき価値のある宿題をいただいたと考えています。
2月の下旬、つまり先週でしたが、本郷の銀杏並木でお姿を見かけました。お疲れだな、と思って(こちらも元気がでないし)、声をかけそびれました。
‥‥ご冥福をお祈りします。
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