2010年3月26日金曜日

The Making of the Modern World

懸案の電子アーカイヴ
"The Making of the Modern World"
(元来は Goldsmith &Kress Libraries のディジタル版です)
この購入がようやく東大の図書行政商議会でも承認されました。

朗報です。
経理上の問題もクリアできて、良かった良かった。
グーテンベルク(Caxton)以降、1850年以前を研究している方々、みんなへの恩恵。
おおいに活用しましょう。

3 件のコメント:

古谷大輔 さんのコメント...

ご無沙汰しております。東京出張にむかう新幹線の中でGoldsmith &Kress Librariesを閲覧できるようになるという嬉しいニュースを知りました。皆様のご尽力に感謝する次第です。閲覧が東大外部の研究者にも許されるのかどうかなど、関心は尽きません。箕面の猿山より期待して続報を待ちたいと思います。

近藤 さんのコメント...

 すみやかな反応をありがとう。
 こちらは『イギリス史研究入門』の仕上げ工程で、大奮闘です。

 MMW については、じつは東大より前に京都大、早稲田大なども購入しています。また 国立情報学研究所(NII)としての一括対応も 考慮されました。長期的には個別大学で高額商品を購入するのでなく、ドイツ連邦政府や大韓民国文部省のように、国家戦略としてしっかり取り組んでほしいと思います。
 HCPP では NII 一括購入が奏効、実現しました。議会文書でしかも現行までふくむ資料だから、ということだったのでしょうが、及ばずながら微力を尽くしています。

 それにしても、民主党(小沢)政権で、こんなにもポピュリスト=衆愚政治になるとは予想していませんでした。不明を恥じます。

Apollon さんのコメント...

Onlineの資料、雑誌は、かなり大きな問題になっていますよね。個々の機関で購入するときわめて大きな財政負担になる一方、中長期的には仲介・販売する書店・業者の一方的な値上げを容易に拒絶もできず、さらに学術上の観点から簡単に購読停止もできない。もちろん、国際的にも評価される成果を上げ、相応の教育を提供するには、こうした環境が充実している必要がある。とすれば、お書きになられているように、なんとか国家レベルで取り組んでいただきたいと願っております。若輩者には支援することすら容易ではありませんが。