つつしんでお知らせいたします。
柴田三千雄先生(東京大学 名誉教授、フェリス女学院大学 名誉教授)は、
5月5日に肺炎のため亡くなりました。
1926年10月、京都・伏見のお生まれですから、享年84歳でした。
すでに近親者による密葬は済みました(ご遺族の意向を第一に考えて、広報は控えました)。
著書に『バブーフの陰謀』『近代世界と民衆運動』『フランス史10講』など。
他に旧『岩波講座 世界歴史』『世界史への問い』(いずれも岩波書店)の編集執筆、
そして高校の教科書『世界の歴史』『新世界史』『現代の世界史』(いずれも山川出版社)があります。
フランス共和国の学術文化功労勲章 Officier des palmes académiques を受勲。紫綬褒章も。
「しのぶ会」が 7月14日午後6時に東京大学・山上会館で予定されています。
1 件のコメント:
歳歳年年 人不同
この文が身にしみます。
二宮・遅塚・柴田という順で、ぼくの3先生があいついで逝ってしまわれた。
日本でぼくはイギリス史の先生に恵まれなかったけれど、そのぶん、20世紀日本を代表する歴史家=知識人に親しくしてもらいました。今年の『クリオ』で名インタヴューアにお答えして申しましたとおり、3先生は威張ることもおだてることもなく、海のごとく山のような愛をそそいで下さって感謝しています。 → http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~kondo/1973TakahashiHorigome.htm
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