2019年12月25日水曜日

生き延びる力

これからの日本、そして英国、合衆国、中国‥‥、世界について、暗い気持になることばかりの今日この頃。メールでやりとりした英国の友人たちも1人を除いて、みんな今回の総選挙に怒るか、悲しむか、困惑しています。合衆国の政治も、中国も、暗澹ですね。
 そうしたなか、偶然目にしましたが E. トッドは数年前にこう言っていたんですね。なるほどと思いました。
「‥‥今後に楽観はしていません。政治的指導者は歴史的に、誤ちが想像されるときには、必ず誤ちを犯してきました。私は、人類の真の力は、誤ちを犯さない判断力よりも、誤っても生き延びる生命力なのだと考えています。」

 思えば、1792-4年のフランス人も、1930年代のドイツ人も日本人も、1960年代からの中国人も、2016-9年のイギリス人も、存在した選択肢のうち最悪(に近いもの)を選んでしまった/過ちを犯した。 にもかかわらず、その後たくましく生き延びられれば良いのですね。
 ふぅぅ。元気でないと。

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