2010年7月17日土曜日

ノリッジ → キーン → IHR: その3

 ジョアナの母上はケインブリッジの南に住んでおられるので、夕刻、車に同乗させていただいて、ナヴィは母上にまかせて、車中いろいろと積もる話をしました。その一つに 日英歴史家会議(AJC)関連のこともあり、その結論は Some people need kicking to move ということでした。
 で、さっそく何度目かのキック(シュート?)をしてみたところ、即 命中して、Proceedings 2009 の刊行予定についての返事と、さらには 9月10日に IHR で留学生の半日コローキアムを催す案についての打診が来ました。

 この案のインスピレーションは、2004年1月にオクスフォードで Joanna が十分に準備してやってくれた留学生とその指導教師むけの1日セミナー@Somerville でした。このときはオブライエン先生の全面的支援や後藤春美さんの周到な調整と司会の妙もあって、たいへん有意義なものになったことは、参加者の記憶にしっかり刻まれていると思います。
 今回も、有意義な会合になってほしい。そのためには日時がやや急ですが、在英の留学生諸君!ぜひ積極的に対応してください。そのためにもPRが大切ですね。微力ながら、試みます。
 

 誤解してほしくないが、Miles Taylor は19世紀についてすばらしい研究をしています。今ごろになって彼の編著書をまとめて速読して、ヨーロッパ史としてのイギリス近代、帝国史としてのサウサンプトン史、表象史としてみたヴィクトリア時代、‥‥。手堅い実証史学と先端的研究動向とが無理なく結合して、歴史学研究所(IHR)所長として文句なしのお仕事と再認識しました。
 この8月はずっとリサーチのためにインドに滞在とのこと。
 であればこそ、所長を疲弊させないために、IHRの支援スタッフがしっかりせねばなりません。

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